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番外編 トンカ豆を使ったショートケーキチャレンジ

先日、前から気になっていた京都の小川珈琲のフルーツサンドをいただく機会があったのですが、

これがとっっっても美味しかったのです。

中のクリームがバタークリームなのですが、一口食べると


「ん???シナモン、、、???」
「いや、杏仁??、、、もしくは桜餅、、、???」


と脳が混乱する風味が広がって、食べ物、飲み物の香りフェチな私は一瞬で虜に(笑)


調べると、その香りの正体は「トンカ豆」だと判明。

トンカ豆は世界中で上質な香りの原料として使われているスパイス。
クマルというマメ科の植物の種子を乾燥させたものです。

その香りの成分は「クマリン」「バニリン」とされていて、「クマリン」は桜の葉、アーモンド、杏仁、ベルガモットにも含まれている成分。

「バニリン」はバニラの成分です。

桜のような香りとバニラの香りがバランスよく香るトンカ豆、想像しただけでも上品な香りがイメージできます。

yatacolaさんのサイトより


やっぱり桜餅や杏仁っぽいは合ってた!

そして使い方もバニラビーンズと同じような感覚で使えるとのこと。

「え、この風味をショートケーキに使ってみたらどうなるんだろう???」

ということで、気になったら即行動。
数日後、トンカ豆を無事手に入れたのでした!


富沢商店、本当に何でもある


ということで、需要があるのかは分かりませんが(笑)

トンカ豆の使い方、そしてショートケーキになるまで、をお伝えしていきたいと思います〜!


トンカ豆の使い方

トンカ豆はちょっと大きめのレーズンのような、プルーンの種のような見た目で、乾燥しているのでちょっと硬いです。

中身も茶色

香りが出やすいように刻んでから使います。

今回は生クリームの香り付けと、いちごのマリネに使ってみることに。

まずは、ケーキの間に挟むいちごのマリネ。

普段は、粉糖とキルシュ酒などのリキュールでマリネしているのですが、
今回は粉糖と細かく刻んだトンカ豆でマリネしてみました。

混ぜた直後
10分後、美味しそう!


そして、続いては生クリーム。

生クリームに香りを移すためには、煮出さないといけません。

生クリームを300cc使うと仮定し、そのうちの50ccを煮出す用に使用してみました。

トンカ豆は200ccの牛乳に対して1粒というレシピを参考に1.5粒分を刻んで、生クリームと合わせてお鍋に入れ、火にかけます。

ふつふつとしてきたら火を止めて、蓋をして蒸らします。

(生クリームに関しては全然写真撮ってませんでした、すみません!笑)


蒸らして香りを移した生クリームが冷めたら、残りの生クリームと合わせ、全体に香りが移るよう一晩置いておきました。(この工程は省いても良い)


トンカ豆の粒々は、食べてみましたが正直あまり美味しくないので、漉してから使いましょう。


砂糖を加えて泡立てて、、、とっても香りの良いクリームができました〜!!!


ショートケーキ作ってる時このビジュアルが一番好き


流石にマリネの粒々は面倒で取りませんでした。
食感のアクセントです(笑)


出来上がり


おしゃれな味がするケーキになりそうだったので、イメージに合わせてシンプルなデコレーション。


肝心のお味は?というと、ちゃんとしっかりトンカ豆の風味がする!♡


香りがある分生クリームが濃く感じられたので、フルーツを多めにして軽さが感じられるとバランスが良いかな?と思いました。


桃とかバナナとかも合いそう♡

またフルーツの種類を変えてやってみたいと思いますー!


ということで、トンカ豆。

スパイスとかハーブとか、独特の香りが好きな人はきっとハマるんじゃないかな〜!

私は無謀にもショートケーキにしてみたけど、牛乳で煮出してパンナコッタやカスタードクリームにしたり、生クリームで煮出してチョコレートと混ぜてガナッシュにしたりしているレシピもありました。

気になる方は挑戦してみて下さいね!


もしくは小川珈琲のフルーツサンド、是非機会があれば食べてみて下さい〜♡

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