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◆Browns field◆ 千葉県にあるマクロビオティック料理家のお家で学んだこと

私が会社を休職していた期間(2021年7月~ 2021年10月)に、2ヶ月間千葉県のBrowns field (ブラウンズフィールド) という場所に住んでいました。

Browns field の存在を知ったきっかけは、Zuddha Lotus Yoga のコミュニティーのみんなが過去に行ったことがある人が多くて、みんながおすすめしてくれたから。

人生に何が必要か分からなくなった人、今の生活から一歩外で生活してみたい人、新しいコミュニティーと出会いたい人、そんな人に向けた今回の記事。

今回は、2ヶ月間の滞在記録を4年越しに書きました。



Browns field ってどんな場所?

一言で表すことが出来ないのがこの場所。
ここを訪れる一般の人向けに分かりやすく伝えるとすれば、こんな感じ。

  • カフェ(ビーガンプレート、ビーガンスイーツ、酵素ドリンクetc…)

  • 旅館

  • 季節ごとのワークショップ(醤油絞り体験、稲刈り体験、アースオーブン作りetc…)

  • マルシェ

  • まるごと体験(ここに住んでいる人と共に数日過ごし、ブラウンズフィールドを丸々体験できるリトリート)


クーラーも暖房もない。
一見不便な生活を送っているように見えるけど、全くそんなことはなかった。
満たされていて、足るを知るを感じることができる。そんな場所。

たった2ヶ月の間でたくさんの方とお会いできで、こんな生き方をしている人がいるのかと衝撃を受け続けた。

全部を書き記そうとすると、長くなってしまうので今回はいくつかのイベントの様子をご紹介。

人生で初めて稲刈りをした。裸足で感じる土の感覚が最高だった。

◆もったいないカフェ◆

自宅でずっと眠っている乾物や粉物、もちろん野菜や果物も含めて、近隣の方からブラウンズフィールドに持ってきてもらう。それらを使ってブッフェ形式で食事を楽しんでもらうイベント。料金はドネーション式。

このイベント、食べることが大好きな私にとって最高のイベント。次から次に出来立てのスイーツ、お惣菜が出来上がっていきます。

もちろん料理は全て植物性オンリー。

これはほんの一部。何かがなくなったら次の料理が出てくる。
餡入りお団子も手作りする。
左に少し写っているのが中島デコさん


前日から仕込みに入るんだけど、私は食材を切る係。それをみんなが素晴らしい味付けと調理法で、素敵な一皿が出来上がっていく。

みんなレシピ本なんて見ません。長年の経験と塩梅を使ってる。

外でじゃがいもと玉ねぎの下準備

この時のもったいないカフェの時は、たまたま中島デコさんの娘さんの中島シネマさんが高知県からお手伝いに来てくれていた。まあ、この方が凄いんです。

その場を仕切り、誰が何をするのかの的確な指示、そして自分の料理の手は止めない。気づけば一日中立ちっぱなしの彼女。

人って好きなものには何歳になっても夢中になれるんだと彼女を見て思い知らされました。

仕事が嫌になり、次に進む方向が定まっていない時に感じたこの感情。自分が好きなことって何だろうと自己探究が始まったきっかけでした。

シネマさんのInstagram。シネマってこう書くんだ。

◆夏祭り◆

ブラウンズフィールドの数多くのイベントがある中でも、Top3に入るんじゃないかな。夏の風物詩である盆踊りを始め、出店もたくさんあって、地元の飲食店や、個人でやっているアクセサリーや雑貨が並ぶこのイベント。

盆踊りには、イマジン盆踊り部もやってきます。

スタッフはみんな浴衣を着て準備万端。片手にブラウンズフィールド自家製の梅シロップ入りのビール。

そしてこのイベントでも好きなことを仕事にしている方に出逢ってしまった。

名前は、姫野公博さん。流木を使ってイベントのデコレーションや舞台美術を制作されている。

作成した過去の作品の一つに、私の地元である九州の福岡県糸島市に存在する有名な観光地の一つ、ハートのオブジェクトがある

フォトジェニックな写真が撮れるということで、多くの観光客が足を運ぶこの場所。私も足を運んだうちの一人だったからお会いできたことにびっくりした。

たくさん姫野さんとお話しできた訳じゃなかったので、色々と詳しいことは聞けなかったが、この方も自分の流木を使ったお仕事にパッションを持っていた。

姫野さんのInstagramより。
この写真の両サイドにある流木アートも姫野さんが作ったもの。

もう一つ、この夏祭りで出逢った素敵な出展者の方をご紹介。
お店の名前は NOZZI BAZZAR。運営されているNozomiさんは、ハンドクラフトをテーマにセレクトした商品を取り扱っている。

Nozomiさんは、インドやメキシコまで自身の足を運び、作り手の想いを肌で感じてその想いを日本まで届ける架け橋のような存在。

特にスマートフォンを肩から下げる携帯ストラップはどこに行っても見つけることが出来ないとっても素敵なデザイン♪

ホームページから彼女のこのブランドに対する想いを受け取ってください。


ACOUSTIC Bread and Coffeeのオープニングパーティー◆

これはブラウンズフィールドのイベントでは無いけど、とても楽しかった思い出と素敵なお店なのでご紹介♪

ブラウンズフィールドと同じ敷地内にある小さなお店。このお店の名前は、ACOUSTIC Bread and Coffe 。

奥様は、かの有名な沖縄にある天然酵母のパン屋さん 宗像堂 で修行をされた列記としたパン職人。職人といっても、とても穏やかで柔らかい笑顔が印象に残る方。

旦那様は、ワインとコーヒーのスペシャリスト。奥様が焼くパンとのマッチングを考えてブレンドされた最高のコーヒーを提供している。いつも帽子を被っていて、お髭がトレードマーク。

こちらが旦那様。パーティーの時はワインのことを詳しく教えてもらった。
奥に写っているのが奥様。

オープニングイベントとして、ブラウンズフィールドの近隣に住む方が集まってのパーティーだった。お店の中に窯があって、焼きたてのピザをみんなで頬張ったの懐かしいな〜。もう一回やりたい。

各々で好きな具材を載せて窯で焼いていく。

毎日営業している訳では無いので、Instagramで営業日を確認してから行くのがおすすめ。

パンの他にもエコグッズなどの雑貨も置いてあるみたい。最後に行ったのは2021年。もう一度行きたいな。

こうやって、皆んなが集まれる場所を生み出していく人達って、どういうことを普段考えて行動しているのか気になってしょうがない。

大人になるにつれて、仕事関係の人と家族以外との関わりが減っていく人が多い中、皆んなが自然と集まる場を作ることも面白いかも!と将来の夢の種蒔きをした感覚だった。

◆お醤油絞り体験◆

みなさん、お醤油絞りをやったことありますか?

日本人にとって当たり前の存在である”お醤油”。そもそもお醤油を絞るってどういうこと?って思う方が多いと思います。

下の図は、一般的なお醤油が手元に届くまでの簡単なステップ。

このお醤油絞り体験は、図の④を体験します。

職人醤油 HPより抜粋

この木箱がお醤油を絞っていく道具。この中に自家製の大豆と小麦で作っておいた諸味を入れて、木の重しを載せて絞っていく。

こんな感じでっゆっくりとお醤油が出てくる。

そして、搾りたての生醤油をかけて、ブラウンズフィールド産の小麦を使ったうどんにかけて有難くいただく。これがたまらなく最高でした。

うどんの上に載せる具材もバッチリ準備。
小麦をこねて、包丁で切っていく。
薪+大釜で茹でて、美味しさ倍増。

ブラウンズフィールドで生活していると、何をしていると自分が幸せなのかが見えてきます。

物を大量に消費したり、ご飯をコンビニで済ませることが多い現代。

一度スローダウンして見逃していたものに気づいてあげて下さい。

ブラウンズフィールドで暮らせば強制的にスローダウン。長期のスタッフを募集していたり、11月にはビッグイベントの収穫祭が開催されます。

価値観を変えることができるチャンスを逃さないでね♪


そして、これはおまけだが、Browns fieldの近くに寺田本家のお蔵がある。
発酵に興味がある方はここもオススメです。

カフェも併設されていて、ここがまた良いんです。不定期でオープンしてるみたいなので、Instagramでチェックしてね。


このBrowns field がある千葉県いすみ市は、移住者が多いらしい。だから、九州出身の私もすんなり溶け込めた気がしてる。

東京オリンピックのサーフィン会場にもなったサーフポイントも近い。

移住を考えていて&面白い人に出会いたい人には、うってつけの場所だと思います。

会社員を辞める決断ができたこの場所は、なんだか特別な場所な気がしてます。
みなさんも一度訪れてみてね。

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