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Roland Graphics Presenterを試す。

先日発表になった、Rolandの無料テロップソフト「Graphics Presenter」。
対応しているスイッチャーであれば、HDMIケーブル1本で、フィルソースとキーソースを使って画面合成ができるエクスターナル合成が可能と噂のテロップソフトです。

現時点(2024/8/31)では、新発売のV-80HDのみ対応しているようですが、今後は下記のスイッチャーに対応していく予定だそうです。

https://proav.roland.com/jp/products/graphics_presenter/

今回は、とりあえず、ソフトだけダウンロードして使ってみた感想を共有します!


Roland Graphics Presenterって?

Graphics Presenter

Graphics Presenterは、Rolandのスイッチャー、AVミキサー専用のタイトル/グラフィックス生成ソフトウェアです。
予め用意されたテンプレートを使用して、テロップをよりグラフィカルに出せるようになります。
テンプレートには、カンファレンス用、スポーツ中継用、ウェビナー用など、いろいろなテンプレートのデザインが準備されていて、多少編集も可能。どうやっているかわかりませんが、 Roland独自の技術で、HDMIケーブル1本で接続するだけで、対応するRoland製スイッチャー、AVミキサーに合成用のFillとKey信号を送信することができるテロップソフトです。

対応スイッチャーは?

対応しているスイッチャーは以下の通り。
これから順次対応スイッチャーが増えていくようです。

  • V-160HD Streaming Video Switcher(今後対応予定)

  • V-80HD Direct Streaming Video Switcher(現在唯一対応)

  • V-8HD HD Video Switcher(今後対応予定)

  • VR-120HD Direct Streaming AV Mixer(今後対応予定)

  • VR-6HD Direct Streaming AV Mixer(今後対応予定)

私が使っているV-8HDもギリギリはいっていたので、今から楽しみですw

合成用のFillとKey信号を1本のHDMIで送る

合成用のFillとKey信号を1本のHDMIで送ることができるのですが、対応スイッチャーの決められた特定のチャンネル(例8ch)に入れ、設定を合わせることで、エクスターナル合成が可能となるようです。
いままでだと、Fillソース用映像とKeyソース映像を個別にだして、スイッチャー側の2チャンネルを使用して、合成していたのですが、HDMIケーブル1本でそれができると、チャンネル数に余裕ができます!

©Roland

無料で使えるテンプレート

ソフトのダウンロードもテンプレートも無料で使えます。
使用するには、Rolandアカウントが必要です。このアカウントも無料で作ることができます。
テロップのカテゴリは、以下の通りで、一通りそろっています。
ちなみに、Windows専用ソフトです。Macでは使用できません。

• タイトル
• 字幕
• スティンガー(モーション付きグラフィック)
• スポーツ用スコアボード
• 対戦タイトル
• 選手リスト
• ビデオ/オーディオ、静止画、MIDI信号の送出
• QR生成
• カウントダウン時計

無料テンプレート

操作は超簡単

操作は簡単で、出したいテロップをクリックするだけです!
超簡単でした。
最新スイッチャーのV-80HDだけの機能で、マルチパッドが搭載されていて、そのパッドに、Graphics Presenterのテロップをアサインしたり、マクロやシーンを登録することもできるようです。

実際に使用した際に感じたメリットデメリット

メリットと感じたところ

  • Fillソース用映像とKeyソース映像がHDMIケーブル1本で送れる!

  • グラフィカルなテロップがすぐに使える!

  • テンプレートから選ぶだけなので、超簡単!

  • ワンクリックでテロップが出せる!

  • 無料!!

デメリットと感じたところ

  • テンプレートがまだ少ない。。。(これからに期待w)

  • クリックしてあら表示されるまで少しラグがある。。

  • 外付けディスプレイが複数ついていると挙動が怪しいw

  • 位置調整が、ATEMと同じ感じでY軸X軸で指定するのが惜しいw

注意点

メンバーのあけさん情報によると、現在のVer1.0では、マイドキュメントのディレクトリがCドライブ内にないと正常に動作しないそうです!
サブドライブにドキュメントを移動している方は、注意が必要です!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
使ってみての感想をまとめてみましたが、まだ、出来立てほやほやで、Ver1.0ということもあり、これからどうのように拡張されていくのかが楽しみです!
Rolandさんは、いい意味での「変態」多いそうなので、そこに期待します!
何はともあれ、これが無料で使えるので、やはくV-8HDに対応してくれないかなと首をなが~くして待っています!

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