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SDIの映像と音声を分離してみる!SDI to Audio

規模が大きいハイブリッド配信の場合、配信担当会社とPA担当会社がタッグを組むことが多いです。リアルイベントの規模が大きいと、その分、配信も音響も照明もかなりの作業量が必要となります。

私は、配信担当で入ることが多く、LEDビジョンの管理もセットで行います。LEDビジョンにスライドを出したり、映像をポン出ししながら、配信のスイッチングを行うという感じです。
規模が大きいと、PAさんから映像の音をデエンベットしてほしいです!とよく言われます。ずっとレンタルで対応していたのですが、さすがに頻度が多くなったので、この度、購入しました!

今回は、SDIの映像から音声のみを分離(デエンベット)するコンバーター、BlackMagic Design Mini Converter SDI to Audioをご紹介します!
ちょっとした工夫でHDMIの音声デエンベットもできちゃうので、参考になれば幸いです!

Blackmagic Design Mini Converter SDI to Audio

SDI to Audio

SDI to Audio は、その名の通り、SDIの映像を音声に変換してくれます。
SDIビデオ接続から4チャンネルのアナログオーディオまたは8チャンネルのAES/EBUデジタルオーディオをデエンベッドするために必要なすべての機能を搭載しています。オーディオミキサー、アナログ放送用デッキ、オーディオモニターなどのオーディオ機器に出力することができます。このモデルは、フルHDまで対応していますが、もっと上のグレードもあります。もちろん、SD/HD/3G‑SDIを自動選択してくれます。

外観

大きさは、UpDowncrossコンバーターよりも一回り小さい感じです。

裏面にはディップスイッチの設定例が載っています。
8,5,6しか使いませんw

SDI側は、SDI入力、SDIバックアップ入力、SDIアウトの3つ。
電源がDC12Vで、Type-Cではありません。
USBでPCにつなぐとSetupソフトウエアで中の設定が変えられますが、MicroUSB Type-Bと普段はほぼ使わないUSBケーブルです。
昔は持ってましたが、今は持ってないので、買いなおしましたw

反対側は、TRSフォンジャック。バランス接続が可能なので、TRS/キャノンの変換ケーブルを接続して、PAさんに音声を渡しています。
PAさんまで距離があったりするので、キャノンケーブルで渡したほうがノイズが少なくなって無難です!

とりあえず、その変に転がっていた激安ミキサーMix12FXにつないで動作テスト。とくになにも設定しなくてもとりあえず音声をデエンべしてくれます。

たまに言われるパソコンから映像再生する音をキャノンでください攻撃

クライアントが作ったPowerPointに音源がついていたりすると、PAさんからPCの音をくださいと言われます。パソコンからなら、3.5mmのステレオミニプラグで出せばいいじゃないか!と思いがちですが、プロの方であればあるほど、キャノンで!って言わます。ノイズ対策なので、その気持ちはわかりますw私の場合、iPadとかにBGMを突っ込んで、ミキサーに入れちゃったりしていますが、距離短いから許してくださいw

さて、パソコンからHDMIでLEDビジョンに投影している場合、HDMIから音声を分離する必要がありますよね。
それ専用の機材もあるんですが、取り合えず、Micro Converter BiDirectional SDI/HDMI 3Gが10個以上あるので、それを活用して、余計な機材を買わないようにしています。下図のように、PC>(HDMI)>BiDirectional>(SDI)>SDItoAudioのようにSDIに変換して、デエンベットしちゃってます。
規模が大きいイベントだと、HDMIスイッチャーだと怖すぎるので、SDIスイッチャー(Blackmagic Design ATEM 2 M/E Constellation HD)を使うので、SDIがメインになっています。

この方法だと、オーディオインターフェースをつないだりする必要がないので、クライアントのPCにドライバー等のインストールも不要になるので、結構便利です。

工夫次第で、HDMIの音声も分離

まとめ

いかがでしたでしょうか?
映像の音声だけを抽出するということだけですが、規模が大きいと求められることが多々あります。
セミナーだと備え付けの卓で音まで出ちゃうパターンが多いですが、特設ステージのイベントや屋外でのイベントだとそれができたいことがほとんどです。このSDI to Audioを使うと、比較的簡単に音声を分離できますので、ぜひお試しください!

いや~最近、このNote経由で配信に関するお問合せをいただくことが多くなってきていまして、ちょっと嬉しい今日この頃ですw
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