iOSアプリ MixEffect ProをStreamDeckにつなげたら超便利だった!
30℃の猛暑の中、野球のライブ配信業務をこなしてきました!
暑かった。特に機材がw
次は大きな学会の配信があるので、その設定をしながらこの記事を書いています。学会は、スポーツと違って、決められた進行通りに進むので、事前の準備が大切ですw
個人的には、
スポーツは、Roland V-8HD。
セミナーやシンポジウムは、ATEM Mini Extreme。
と思っています。
今回は、進行ががっちり決まっているときに役立つATEM Mini Extremeの相棒アプリ「Mix Effect Pro」を使ってSuperSourceを自由自在に使いこなすために、StreamDeckを設定したときの手順を紹介します。
Mix Effect Prot って?
Mix Effect Proは、iPadやiPhoneのアプリで、有料アプリです。
為替にもよりますが代替8千円程度のものです。
アプリで8千円ってかなり高級ですが、すぐに元が取れるほど高機能なアプリです。
ATEM系スイッチャーをより使いやすくするためにのアプリですが、BlackMagicDesign公式ではなく、Adam Two という会社が開発したサードパーティ製のアプリです。
もうBlackMagicDesignも公式と認めてあげてもいいと思うほどのアプリです。
ATEMとStreamDeckを使うなら必須のアプリといってもいいでしょう。
MixEffectとStreamDeckを接続するには
CompanionにMixEffectを認識させる
まずは、Companionの設定から行きます。
すでにATEM系スイッチャーをCompanionに設定できているものとして説明します。
右側のAdd connectionから、「Adam Two:Mix Effect」をAddします!
もちろん、追加しただけではつながらず、上記の画像の赤枠のOSC Portという部分がなにやら赤字になっています。ここになにかを入れてくれという意味です。
ATEM Mini ExtremeとMix Effectをつなぐ
まずは、ATEM Mini ExtremeとMix Effectをつなぎます。
大前提として、ATEMとアプリが入っているiPadは同じネットワーク内にないと認識できません。これはATEMあるあるですね!
同じネットワーク内にいることを確認できたら、Mix Effect側でATEMを見つけます。
iPadでMix Effectを起動すると上記の画像のような画面になります。
左側のメニューから、「New ATEM Switcher」をタップします。
本来は、名前を入力して、IPを指定して。。。とやるのですが、同一ネットワーク内にATEM Mini Extremeがいれば、自動で検出してくれます。
FOUND ON NETWORK の部分に検出したスイッチャー名がでるので、それをタップします。
上記の画像のようになりますので、「Connect」をタップします。「Connecting」となり接続を開始します。
少し時間がかかります。
認識されると、ATEMの画像が表示されます。接続完了!
この状態でも、iPadからならスイッチャーを操作できます。
カメラのスイッチングはもちろんオーディオの設定、トランジションの設定等、ATEM SoftWare Controlでやることのほぼすべてのことが設定可能です。ATEM SoftWare Controlよりも高機能ですw
ATEMとMix Effectは接続できたので 今度はMix EffectとCompanionと接続していきます。
OSC Portを探せ!(Mix Effectの設定)
OSC Portとは、音楽楽器をネットワークで連携する技術で、Open Sound Control の略称です。Midi接続に代わる次世代プロトコルのようです。
このOSC通信とHTTPS通信を駆使して、Companionと接続します。
このOSCの設定は、アプリ側で行います。
OSCの設定といっても、とっても簡単です。
上記の画像の画面でそのまま下に下がると
すぐに見つかりますw
ただ、最初は赤字で注意書きがされています。
日本語訳は、適当ですw
でも間違ってないと思いますw
さて、OSC設定をONにするためには、画面左上の「ギア(滑車)」のマークをタップします。
赤枠の部分の「Automations」をタップ。
そうすると、「Enable OSC」をはじめ、いろいろな設定をONにすることができます。OSCとHTTPをONにすればOKですが、マクロもカスタムAutomationも使うと思うので、ついでにONにします。ONにしたら右上の「Done」で戻ります。
最初の画面までもどると、OSCやHTTP等がONにできるようになり、ONにするとようやくCompanionに入力すべき、暗号?(ポート番号)が表示されますw
今度こそCompanionにMix Effectを認識させる
ここからはCompanionに戻って設定を続けます。
Mix Effect側で設定した情報をもとに、CompanionのOSC Port番号を入力します。HTTPは初期のままと一緒なのでそのまま。
入力すると「Save」が緑色になるので、クリックして保存します。
これで、Mix EffectがStremadeckで使えるようになりました。
設定ができてしまえばあとはボタンを量産するだけ!
CompanionのPresetsを見ると、Mix Effectが追加されています。
クリックして進んでいくと以下のようなカテゴリがある。
SuperSourceが使いたいので、「SuperSource:Presets」を選択。
SuperSourceのレイアウトがいろいろでてきます。
これをボタン化してStreamDeckで押しまくれるようにします。
使うレイアウトをボタン化すれば、セミナーやシンポジウム中は、このボタンを押すだけで切り替えられます!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、PinPだけでは我慢できないセミナー配信等に便利なATEMのSuperSourceをStreamDeckで自在に操る方法をご紹介しました。
マクロもボタン化してしまえば、テロップの管理もすべてStreamDeckで管理できてしまいます。
段取りがしっかりできて、進行がスムーズだと、ATEM本体に触らず、StreamDeckのみで配信が完了してしまうこともあります!
ぜひ、一度お試しください。