浮き草医

「暮らしたいところで仕事を探す」 国内、海外で臨床医として暮らし、働き25年。 これま…

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「暮らしたいところで仕事を探す」 国内、海外で臨床医として暮らし、働き25年。 これまでの経験が、皆さんの今後の生活のアイディアとなれれば。

最近の記事

Ⅰ大学病院時代@東京 ②大学病院研修編 その1

1年間の総合病院での内科研修を終え、大学病院へ戻ることになりました。 とはいえ、すぐに自分の所属していた科に戻るのではなく、更に他科での研修を継続させていただくことになりました。 ここも各科によって対応は様々で、幸いにも私の科では研修医の要望を聞くスタンスでしたので、「救命救急科」と「内視鏡センター」で研修を継続することになりました。 ここで、総合病院で学んだことを整理しておきます。 ①腎臓疾患:輸液(点滴)管理、人工透析組み立て/管理 ②アレルギー・呼吸器疾患:ステロイド

    • Ⅰ大学病院時代@東京 ①研修病院編 番外編

      前回お伝えしたように、今回はイロコイに関しての下世話編です。 25歳で研修医として赴任した研修病院は、附属の看護学校と看護師・看護学生寮を併設していました。 働いている看護師の年齢層は18~22歳程度の看護学生と、25~30歳の大学病院や急性期病院上がりの独り立ちした看護師が中心でした。 そういう素地の上で、ほぼずっと病院にいればやはりイロイロあるもので。 各病棟看護師を制覇したというツワモノ医師仲間や、自身の担当病棟に愛人と呼ばれる看護師を持つ先輩医師など、昼ドラの設定の

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      • Ⅰ大学病院時代@東京 ①研修病院編 その4

        さて、朝の採血業務を終え、初めのうちは研修医医局という数人で利用する事務所のような所で朝ご飯を摂っていましたが、そのうち夜勤の看護師さんから声を掛けられ、一緒に食べるようになりました。 これも看護師さんたちに受け入れられるようになってからのことではあるのでしたが。。。 それから看護師日勤者が出勤してきますので、朝の申し送り時間となります。 夜勤者と日勤者で、夜勤帯にあった患者さんの発熱や転倒などの変化と対応を報告し、日勤帯の予定を確認します。 この時間は研修医にとっても大事な

        • Ⅰ大学病院時代@東京 ①研修病院編 その3

          今回は研修病院についての説明から始めます。 僕が勤務したのは、下町にある総合病院で、規模としては郊外の市民病院レベルに当たる病院でした。 内科・外科を始め、整形外科や皮膚科、小児科までほとんどの科を有していました。 様々な検査や手術も行い、入院病棟も数百床、外来にはコンビニが入っている、今時よくある感じです。 勤務しているのは医師も看護師もほとんどは、大学病院などもっと大きな病院勤務を経験した人たちでしたが、系列の看護学校も有していたため看護学生や、新人の看護師も働いていまし

        Ⅰ大学病院時代@東京 ②大学病院研修編 その1

          Ⅰ大学病院時代@東京 ①研修病院編 その2

          研修医として大学病院外での初勤務(アルバイト)は、一般的には関連病院の夜間当直を振り当てられます。 まだ日中の外来を担当する技術も、話術も、臨床知識すらも足りていませんから。 そこで、マニュアル本を握りしめ、想定される救急外来受診患者や入院患者の症状(発熱や腹痛など)から鑑別診断や、治療薬を調べたり書き出したり、呼び出し音が鳴るのを当直室でビクビクしながら待つことになります。 一応お守り代わりに医局の先輩医師の携帯番号や、大学病院の電話番号(いざとなれば用)をポケットに持って

          Ⅰ大学病院時代@東京 ①研修病院編 その2

          Ⅰ大学病院時代@東京 ①研修病院編 その1

          Ⅰ大学病院時代@東京 ①研修医 その1 大学6年間を無事終え、合格率90%、合格して当たり前、という医師国家試験にも通り、4月から勤務開始、という流れを誰しもが思い描くことでしょう。 しかしここに良くわからない制度の不思議がありました。 厚労省からの医師国家試験の発表は何と5月に入ってから。 でも病院勤務開始は一般の日本企業に合わせた4月から。 つまり、病院で医師として働き始める始めの1か月は、国家資格もまだ与えられていない「見込み医師」として働くのです。 患者にしてみれ

          Ⅰ大学病院時代@東京 ①研修病院編 その1

          経歴と資格

          Ⅰ大学病院時代@東京  ①研修医 内科ローテーション  ②救命救急センター研修  ③内視鏡センター研修  ④医局と内科バイト  ⑤博士課程 Ⅱ海外クリニック時代@上海  ①派遣前研修@国内  ②日系クリニック  ③外資系クリニック Ⅲ民間病院時代@北海道  ①精神科勤務  ②精神保健指定医資格症例研修  ③産業医バイト 医学博士、産業医、精神保健指定医、難病指定医、英語/中国語(北京語)診療 それぞれ約10年ずつ程度の期間です。 上記の詳細について、実際の経験やあまり

          経歴と資格

          これから書いていくコト

          初めまして。 日本の医師免許を持つ、日本人男性です。 いろんなところに行ってみたくて、暮らしてみたくて、何ができるのか いろいろ挑戦して来て、はや25年。 いわゆる一般の医師、の経験ではないものもあったかな、と思います。 これからココにその備忘録のようなものを記していくつもりです。 そんな暮らしもあるのかー、と目を通してもらえれば。 少しでもこれからのヒントになるコトを拾っていただければ。 どうぞよろしくお願いします。

          これから書いていくコト