私の「人工妊娠中絶」体験記。
2024年10月29日。私は人工妊娠中絶を行った。
赤ちゃんを授かった喜び。お腹にいてくれることの幸せ。そして生んであげられなかった深い悲しみを、私は一生忘れないと思う。
この体験記を書こうと決めた理由は、私自身が中絶を決断するまでの孤独な日々の中、ネット上で女性達の「心の声」を目にしたからだ。
経済的な事情で生めない。彼氏に逃げられた。など、人によって状況は様々であるが、授かった命に対し、極限まで悩み、決断していく女性達の姿に、私は時に共感し、時に違和感を感じながら、少しずつ自身の決断を固めていった。そして、お会いしたことはないけれど、同じ境遇の女性達がたくさんおり、一人ではないことに心が救われた。
だから私も自分の体験をネット上に残しておこうと思った。
今、中絶を悩んでいるあなたが、私の文章を読んで違和感や、場合によっては嫌悪感を感じられてもかまわない。
ただ、ひとつだけ伝えたいのは、あなたは決して一人ではないし、あなたの決断がどのようなものであったも、私はその決断を尊重したい。そしてあなたの味方でいたいし、愛を贈りたい。
どうか一人で抱え込まないで。きっと大丈夫だから。
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