“面白い表現” というものを考えている。


文章表現というのは、だいたいがまず主語述語でできている。そこにもって、何かもっと、こう、あるだろう、と言いたげな時に使うものが形容詞と副詞だ。
主語には自ずと名詞が入りようし、主語と述語との間にだって対象物としての名詞の入りようがある。
するとそこには形容詞の入る隙が出る。
面白い表現とは、ここで一体どんな名詞を使うのか?はたまたその舞台の主役たる“名詞”をどんな形容詞をもって着飾るのか?ということに尽きる。
果たして形容詞が生まれると、今度は副詞の出番が増える。
述語のみならず形容詞をも修飾できるので、表現の幅が広がる広がる。
こうして考えてみると文章とは、その基礎となる形はほぼ決まっていて、そこにたどり着くまでのいく通りもの選択をどうするか?により細かく造形されていくので、その流れはまるで将棋でも打つかのようだ。


内なる自分との会話が、将棋の語らいにこそ似ている。
さて今日も文字戦の始まりだ。

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叶糸あいり@ほっこり余白/宝塚/広島カープ/サブカル/短歌/江戸
ほっこりして力を抜き、そっと余白を増やしていくお手伝いがしたいと思っています。一緒にお手伝いしてもらえたら嬉しいです。 サポートいただいたお金は、神社にご寄進したり、いただいた分お祈りを捧げたり、大好きな飲み物(ココア・紅茶)代として自分の癒しに使わせていただきたいと思います。