読書記録:才能を開く 編集工学 才能の見方を変える10の方法
「才能を開く 編集工学 才能の見方を変える10の方法」 / 安藤昭子 / ディスカヴァー・トゥエンティワン
イシス編集学校を運営する編集工学研究所のことを書いた本で、イシス編集学校ではこんなことやるんだろうな〜と思った。編集のお稽古も掲載されていた。
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本書で扱う編集力とは・・
世界のあらゆるところにある 新たなものの見方、そこにある方法を発見すること。一人一人の中に引き出される力。
素材のウチとソトを自由に行き来する「能」としての編集力によって、素材のウチにある「才」が引き出される。そのための技法、思考法とは何か。
ありとあらゆるところにあるのが情報で、「情報の海に句読点を打つ」
そのように「分ける」と「分かる」
あーこれって、図書館の分類みたいだなーーーーーと思った。
図書館は世界を編集する主体でもあるね・・。
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ちなみに、この本を借りたのは昨年末、豊橋まちなか図書館なんだけど、豊橋まちなか図書館の分類はNDCを採用していない。
10冊ー20冊くらいの細かい単位に分けて、「人生相談」とか、
「火曜日はカレーだ!」とか、「社会は人間がつくる」とか、独自の分け方と分類項目をつけている。
この本は教養・リベラルアーツのコーナーにあった。
リベラルアーツの棚があることが超絶いいと思うんですよね・・!!
この分類を考える合意形成のプロセスの方も気になります。
分類については、図書館界の方からは多分、イロイロ賛否あったと思う。私もNDCで分類しないで、請求記号がついてないと、本の住所がついてないようなもんだから、探せなくね??とか思ったけど・・
(私ってば図書館の人の脳になっているではないか・・笑)
現地の棚を見たら、それでも大丈夫だし、これはこれで愉しい場所だと想って、カードまでつくってしまった。
世界の「句読点の打ち方」は、豊橋まちなか図書館が独自に分類を考えたように、イロイロあっていいじゃんね。
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編集工学とか、イシス編集学校とか知らなかった昔、図書館とか情報とかについて考えたいなと思い、図書館で情報の棚を見ると、技術系の本しかなくて、自分が考えたい「情報」はもっと違うことなんだが、図書館の本棚にはないな・・と想っていた。「編集工学」の分野の本が読みたかったってことだったんだなぁと後からわかったのを思い出した。