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【本の紹介】家を持ち運びながら、日本各地をほっつき歩いた男の話。

スゴい絵本に
出会ってしまった……!!

発泡スチロールの家を自作し、
それを担いで各地で生活している
アーティストがいたなんて!😳💥


家の話っていうと、
「賃貸か持ち家か?
戸建かマンションか!?」
なんて結局、
地面やコストに振り回される
きゅうくつな内容になりがちだけど。

そういった狭い価値観を
軽やかに、強力に揺さぶってくる
衝撃的な絵本
でした。


作者の村上さんは、自分で
発泡スチロールの家を作り、
それを担いで国内外で
生活しているアーティストです。

タイトル自体にまず
驚かされたのですが、
読み進めるにつれ、

自分が知らずしらず
固まった考え方しか
できなくなっていたことに
気付かされました。

『家をせおって歩く』かんぜん版
作/村上慧(むらかみ さとし) 
 福音館書店 2019 増補版第1刷


あたしが一番
面白いと思った部分は、
この絵本の36〜37ページ
見開きのところ。 📙💬

村上さんが訪れた場所
手描きの地図になってるんですが、
その位置関係が「えっっ!?」
て感じ
なんですよ。

※ 実物はもっと丁寧な美しい地図です。


東京のとなりに埼玉があって、
埼玉のとなりに千葉がある。
そのへんは「常識」といっしょです。

けど、

足でたどった
体感ベースの地図だから、
測量をもとに作った地図とは
位置関係がまるで違う
の。🧐🗾


東京と京都が
向かい合わせ……とか。

神戸港からひとまたぎで
大分港がある……とか。

ぜひ、村上バージョンで確認して!!


パッと見、
「へー、実地で歩いた
体感ベースで地図作ると、
本来の位置や距離感が
こうも違ってくるんだ〜 」

なんて思ってしまうところ。


でも、

そうじゃないんだよ!


つい「違う」って思ってしまうけど、

これも「真実」😉🎊

なんだよね。


測量地図と村上地図は、
それぞれの視点で
日本を表現していて、
互いに依拠するデータは異なるのに
それぞれ確かに真実。

不思議だよねー。😊🎊

面白くない?


「真実はひとつ!」っていうと
わかりやすいけど
殺人事件がおきるし、

「価値観それぞれ、
割り切れんこともあるよな」だと、
ごちゃごちゃするけど、気楽で自由だ。


多様な「真実」を
受け入れられるようになったら、

きっと……

偏見から他人を
攻撃することもなくなり、
🔥🔥

こっそり仕込まれた情報操作を
鵜呑みにすることもなくなる。

(日本で顕著な同調圧力って、
魂の殺人だと思うんだよ)


この絵本を読んで、
すぐ村上さんのまねが
できるわけじゃないけど、

彼の挑戦を知ったことで、
いくつかの思い込みから解放され、
魂のどこかが
息を吹き返した気がしたのでした。




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