ラジコンカー(2)・・・L298Nを調べる
直流モーターをコントロールするのにHブリッジドライブ L298Nというのを使います。購入したのは今華電子さんの
110NTD(約440円)。このページの「檔案下載」とあるところから、資料のダウンロードができるのですが、この資料を見ても、制御方法よくわかりませんでした。
制御方法を調べる
Youtubeなどにこのモジュールの紹介動画は多数あるのでみてみたところ
この写真で、右下の
ENA、IN1、IN2、がモーターAの制御、(ENB、IN3、IN4、がモーターB)
モーターAは
IN1=HIGH IN2 =LOW なら時計回り
IN1=LOW IN2 =HIGH なら反時計回り
(もちろんコードのつなぎ方で逆もありますが)
IN1=LOW IN2 =LOW なら停止
ENAは、写真のようにジャンパピンが刺さっている状態では「最速」に固定。速度を制御したければジャンパピンを抜いて、手前のピンにかける電圧をいじるということのようです。モーターBも同様です。この辺まではどうにかわかりましたが、原理が「Hブリッジ」
とあります。IN1がHIGHなら S1とS4がON、IN2 がHIGHなら S2とS3がONになるのだと思いました。ならばもし IN1=HIGH IN2 =HIGHにしたら4つがONになって、短絡して(貫通電流)大変なことに?
おっかないのでちゃんと確認したいなぁ・・。
貫通電流は大丈夫?
秋月さんのサイト
から辿って、掲載されているデータシート
のブロックダイヤグラム
このブロックダイヤグラムから、
S1とS2、S3とS4が同時にONになることはないんだな、と安心できました。(赤字は私が追記したものです)
備忘録のため、一応、全部書いておきますと
IN1=HIGH IN2 =LOW
S1 ON S2 OFF S3 OFF S4 ONよりS1からS4の方向に流れる。
IN1=LOW IN2 =HIGH
S1 OFF S2 ON S3 ON S4 OFFよりS3 からS2の方向に流れる。
IN1=LOW IN2 =LOW
S1 OFF S2 OFF S3 ON S4 ONよりブレーキ。
IN1=HIGH IN2 =HIGH
S1 ON S2 ON S3 OFF S4 OFFよりブレーキ。
これなら大丈夫ですね。・・・まあ、そりゃそうですよねー。こんなので簡単に貫通電流流れるようだったら、すぐ壊しちゃいますよねー。
5Vジャンパーピン
あと、戸惑ったのはこの赤で示したジャンパーピンです。
白抜き「12V」とある端子にモーターの駆動電源をつなぐのですが、5Vから35Vまで対応 。但し、ここに7V~12V を入れているとき、ジャンパーピンを短絡してあると、右の「5V」から5Vを取り出して、Arduinoへの電源用等に使えるようです。
一方、7Vを下回るときや、12V以上でレギュレーターが対応しない時は逆にジャンパーを外し、制御用の5VをArduino側の電源からここへ供給する形になるようです。
ちなみにジャンパーピンを短絡したまま、ここに5V入れてみたところ、「5V端子」からは約3.3Vしか出てませんでした。これだとArduinoの駆動には使えませんね。
・・・と、概要を理解できたつもり。次回は配線して駆動を試したいと思います。