馬鹿正直

昔読んだこんな話を思い出した。(現代国語の問題文として読んだのだったような)
 とある落語の師匠。地下鉄駅の乗車券を買おうとするので、弟子が「師匠、通勤定期券お持ちでしょう?」と聞いたら「今回は私用だから通勤定期券は使うべきじゃない」と。そんな『馬鹿正直』な人もいるという話。
 さて、誰の逸話だったか?ネットのない時代なら「また寝られなくなっちゃった」となるところですが、すぐ調べはつきました。林家彦六だそうです。


仕事で頻繁に寄席へ通うため「通勤用定期券」で地下鉄を利用していたが、「これは通勤用に割り引いて貰っているんだから、私用に使うべきでない」として、私用で地下鉄に乗る際には別に通常乗車券を購入し、改札口では駅員に突きつけるように見せていた。談志もこの律儀さには呆れつつも感心し、国会議員当時に「世の中にはこんな人もいる」と国会で彦六の逸話を紹介している (Wikipediaより)

 私、休日には、会社から支給された通勤定期券使って、私用で出かけていましたけどね。

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