Yoshitaka Ando
自分が小学生だとして、毎年全然文化が違う国に転校しなくちゃいけないような感覚が最近ある。YouTubeやXを見ていると、昨日は誰かが「黒だ」と言っていたものが、今日は誰かが「いや白だ」という。あるひとは「黒でも白でもない、実は赤なのだ」とか言いやがる。みんながみんな、未来を予測して自分の見解を述べていて、私たちは時代に置いていかれないように必死にそういう不安定な情報を吸収して、未来を正しく見定め、最適化された道を歩もうとする。 でもどこかで、「いつまでこんなことを(精神
<1999年生まれのごく普通の25歳が抱えるごく普通の、必ず同世代の個人が共有しているはずの空虚感・虚無感についてのメモ書き。> この瞬間がつまらなければ、次の瞬間もきっとつまらない。次の瞬間が積み重なって1分、1時間、1日、1週間になるということは、逆算すると今がつまらないということは明日もこの先もおそらくつまらないだろうという予感がする。そしてこの予感は、私の願いに反して現実になる。毎瞬間、予測していたあの平凡で何のドラマ性もない、のっぺりとした無害な未来が現在に滑り