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初投稿



1. 挨拶


はじめまして。現在、オーストラリアの大学院でAI Agents研究に携わっている学生のYuki(ゆき)と申します!

8月より小規模の研究PJの提案者としてチームを任されることとなり、そこで得る経験や知識を共有するため、このNoteを開設しました。

AIによる仕事の代替が進む中、Agentsは今後の産業の中核となる可能性を秘めています。
しかしながら、様々な国の情報を収集する中で、日本におけるAI Agents研究の期待感や勢いが他国に比べ弱いと感じています。
現在これらの知識に注目している企業は知る限りだと一部有名企業のゲーム開発部門の方や趣味でゲームの個人制作をされている方ばかりで、他の多くのIT企業はまだ十分に関心を寄せていません。


研究で様々な国の優れた技術者達から得た知識を、学生という立場ではありますが、微力ながら祖国に発信していければと思っています。


2. Noteを始めた二つの理由


Noteを始めた理由は主に以下の二つです:

  1. 自身の知識定着のため

  2. 日本のAI Agents研究分野への貢献

Noteへの投稿を始めた2つの理由のうちの1つは、自身の知識の定着のためです。
私のPJメンバーには既に口頭で行っていることではありますが、自身の得た知識を改めて文にして説明し、記録として残すことで理解を深めたいと思っています。

そしてもう1つが、日本のAI Agents研究の一助になりたいという未来への投資です。

昨年のスタンフォード大学のGenerative Agents研究以来、AI AgentsMultiple Agentsという言葉は日本でも広まりつつあります。しかし、高額な運用コストが実用化の障壁となり、企業研究者は再現段階で回れ右をした方々がほとんどです。
ただ、現在いくつかの大学での既存研究では実用化を阻むこのボトルネックの解決を試み始めています。
(また、その最先端で研究をしている方々はこの問題を悲観的に捉えていません。所謂、「時間が解決するだろう」と楽観的な状態です。)

そして奇しくも、AI Agentsは日本が強みを持つゲームや漫画といった分野と非常に親和性が高く、日本社会におけるロボット(BellaBotやペッパーくんなど)の普及度を見ると、他産業導入においてもユーザーの心理障壁はあまり高くないかもしれない、と期待をしています。

いつか商用化の問題が解決された際、上記文化的背景を汲んだ日本企業がすぐに実用化に踏み出せるよう、情報発信していきたい。丁度自身の受け持っていた仕事が終わり、研究のためのキャリアブレイクに入ると同時にこのNoteを始めました。学生の私が見えるイメージは狭いですが、この情報からサービスのアイデアを皆さんに広げて欲しいです。

IT分野で一歩遅れをとった日本が、再び世界の最前線に立てることを願っています。


3. Noteでの投稿予定内容について


こちらでは主に以下の3種類の内容を投稿する予定です:

  • AI Agents関連研究の解説および考察

  • その他の研究や注目すべきニュースについて

  • 私自身の海外生活や大学院での経験について

研究関連の投稿では、実用的なTipsの紹介、アーキテクチャの詳細な解説、実装のガイドラインなどを提供していく予定です。
今期は学業が非常に忙しく、フルタイム勤務に大幅な残業を加えたような状況で日々を過ごしているため、頻繁な更新は困難です。

しかしながら、AI Agentsは非常に注目度の高い分野であり、私自身も日本国内での早期普及を強く願っています。そのため、当面は週1回の投稿を目標として、可能な限り継続的な情報発信に努めてまいります。

海外生活や大学院、研究を通じて感じたことなどの個人的な所感については、研究の合間の気分転換として、不定期に投稿していきたいと考えています。


4. 最後に


ここまで私のNoteを読んでくださり、ありがとうございます!

誤情報は発信しないよう心がけますが、私が一人前の研究者でないことや、「Agents研究に多くの人が興味を持ち、日本文化を支える一大産業になってほしい」という私欲に塗れているために、偏りがある発言をしてしまうかもしれません。

その点はご容赦いただくか、私の記事を通して一流のエンジニアや研究者の方々に、ブラッシュアップした情報を発信をしていただければと思います。

今後とも、よろしくお願いします。

Yuki


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