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現代ADV-PCGデッキ 個人的10選 2024年版
本記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。
オガワと申します。
今回は現代ADV-PCG環境で個人的に完成度が高く強い!と思うものを10個選んで紹介する記事を2年振りに書いてみました。
前回の記事が自分の投稿した記事の中で、今でも週間50ビューくらい付く1番人気の記事なので時代に取り残されないようにアップデートしておきたいと思います。
【2進化部門】
葱さん サーナイトピジョット
ご本人の記事はこちら
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157749188/picture_pc_bd03bf629c1408121932f37d8918f960.png?width=1200)
2年前の記事で紹介したサーナイトピジョットデッキにさらにおおきくはばたくのピジョットを組み込んで、耐久力を上げた構築になっています。
ダメージカウンターの乗ったポケモンをエネスイッチ+おおきくはばたくコンボでエネルギーロスなく山札に戻し、再びマッハサーチからポケモンを育てる基本の動きに加えて、場に出た時に使えるサンダース☆とセレビィexのポケパワーの再利用もでき、非常に柔軟性に優れています。
フルに採用されたワープポイントは明治ピジョットをバトル場に出す目的だけでなく、相手の封印の結晶のついたポケモンをベンチに退かせることも同時に実現でき、シナジーの美しさを感じます。
現時点でのサーナイトピジョットデッキの1つの結論デッキだと思います。
erikreedsさん サーナイトピジョット
ご本人の記事はこちら
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こちらは第3回ダブルレインボー杯の予選7-0からベスト8になったerikのサーナイトピジョットです。
採用されがちなヒーリングダンスサーナイト、ジラーチex、ラティオスexδ、レックウザexδ、セレビィexなどを他のカードパワーとプレイングでカバー可能と見切った上で大胆にカットし、より環境に合ったアタッカーとしてミュウ☆δ、バリヤードex(奇数)を選択しています。
ミュウ☆δはオドシシ系デッキ、バリヤードexはジラーチex、フルパワーになったジュペッタexなどデッキ全体で苦手な相手をピンポイントでそれぞれメタっており、深い考察と調整の跡が見られます。
葱さんのデッキとは異なるアプローチですが、今年最高の結果を出したサーナイトデッキのリストです。
Frostyさん バンギマイン
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個人的にはバンギマインの最強の使い手と言えばFrostyさんというイメージは揺るぎません。
今回は今年開催された40人超のオンライントーナメントで2回ベスト8のトップカット入りを果たした内の最新のリストを選んでいます。
前回はホロンエネルギーFFを採用したオーソドックスなバンギマインでしたが、このリストではホロンエネルギーをカットした代わりにジラーチ、ラプラス、マルマインexがポケパワーを使いやすくするために封印の結晶をかわせるサイクロンエネルギーを厚く採用して理想的な動きの再現性を高めています。
今年はそくばくヤミラミ入りや、いかりの結晶入りのバンギマインの活躍もありましたが、僕はやっぱりFrostyさんの安定した美しいリストを推したいです。
erikreedsさん ラッタロック
ご本人の記事はこちら
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157749384/picture_pc_1481d74453c9af68c751271ea951967b.png?width=1200)
2023年に完成し、やばいロックデッキがオンライン環境にいると一部のプレイヤーにのみ存在を知られていたラッタロックが大型のオンライン大会の復活を機に、2024年、ついにその実力がベールを脱ぎました。
40人超えのオンライン大会で2大会連続で予選全勝抜けを記録するなど実績も抜群です。
基本ギミックは以前記事にした通りですが、ライボルトex、カイリューexδの40ダメージ+トレーナーロックに対抗するためにバリヤードex(偶数)を採用したり、ひろってくるをコピーされないように逆転!マジックハンドの回収役にR団のソーナンスを投入するなど細部を進化させ続けています。
制限時間にゆとりのある大会ルールなら最有力デッキの1つなのは間違いないでしょう。
ちろさん わるいカイリューマイン
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日本で人気のOさんのわるいカイリューマインデッキをベースに、わるいハクリューラインを4-4、ジュカインexδラインを2-0-2に太くすることでゲームを通してマルマインex封じを狙った構築になっています。
トップメタのバンギマイン相手にジュカインexδが場に出るのが早ければ、それだけホロンエネルギーFFと炎エネルギーをセットで付けることは難しくなるためレジロックexでの攻撃が通りやすく、その他のデッキが相手でも非exのわるいカイリューをメインアタッカーとして動かしやすくなります。
【1進化部門】
Jasonさん オドシシバクーダ
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Jasonが長らく愛用しているオドシシバクーダを今年の環境に合わせて調整して大会に持ち込んだリストです。
ラッタロックと同様に、マイナンではなく相手にコピーされても限定的なリソース回復しかさせないR団のソーナンスを採用したことで、逆転!マジックハンドだけではなく封印の結晶を同時に3枚回収することができるため、暴風との攻防にも強くなっています。
アンノーンEもつきおどすによる情報開示請求で見えた手札に、逃げるエネルギーが多いポケモンやホロンのポケモンがいれば強く使える他、呪われたほこらで自滅させて逆転!マジックハンドを能動的に使うことができるため入れた方が強いという結論になったようです。
葱さん ライエッグス
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ライエッグスはこのレギュレーションで人気なものの、上位入賞からはしばらく遠ざかっていました。
その大きな理由であるバンギマインに対してホロンエネルギーFFと炎エネルギーをセットでつけさせないため、葱さんのこの構築ではエネルギーリムーブをフル採用しています。
本来苦手なマッチのサーナイトデッキやジュカインデッキに対しても、2ターンかけて貼るホロンのポワルンを剥がせればテンポも取りやすくなります。
寒天さん ジュペッタ
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寒天さんは今年ミュウδ2種を採用したこのジュペッタデッキでオンライン大会で入賞されました。
レインボーエネルギーのおかげでコピー技は非常に使いやすいですし、基本エネルギーの入っているこの構築ではオドシシバクーダのかねつを含めてコントロールデッキの技を効果的にコピーすることができるため、本来の相性を覆すことも期待できます。
バンギマインメタにタッチされやすいジュカインexδをミュウδとポケモンリバースの標準的なパーツでコンパクトに処理できることも環境的に合っています。
ハシダムさん オドシシガラガラ
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158702530/picture_pc_a2e4a89a3461ac6a0d2ad1de52e67c51.png?width=1200)
オドシシガラガラは以前からあるデッキタイプですが、ハシダムさんの構築では各カード間のシナジーを強めることで、より操作性、コントロール性が高まっていると思います。
この記事でも紹介しているバンギマインとオドシシデッキのコントロール要素を両立しつつ、トレンドのミュウδ2種も採用することで自身もコントロールデッキに耐性を持っている点で構築の上手さが光っています。
【種主体部門】
Tordさん オドシシレック
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様々なサポーターをフル採用のバトルサーチャーで使い回す目新しい構築です。
WCS2024終了、ハワイでのバカンスを楽しんでいたご本人にどうやって調整したのか尋ねたら、「大会の10分前に面白いかなって思っていじってみた😃」と返ってきてあまりの天才振りに引いてしまいました。
しかしオドシシレックではサイドレースをビハインドで進めて行くことが多いため、ロケット団の幹部は5回以上使いたいサポーターですし、序盤に漂流者から異なるサポーターをサーチして使っておくことで後半のバトルサーチャーを効果的にすることもできます。
【終わりに】
今回も現在のADV-PCG環境を意識した傑作と思えるデッキを個人的に選んで解説してみました。
今年はまだ年内に大型の大会が複数あるので、これから大会用のデッキを作成・調整する際に、こちらの記事が役立てば幸いです。
ADV-PCGは肌感覚でもかなり盛り上がりを感じていますので、他の方の10選記事も是非読んでみたいです!
※カード画像やデッキレシピ画像は
「ポケモンカード旧シリーズ検索」様
(https://pcg-search.com/card/search.php)
及びLimitlessのものを使用させていただいております。
またサムネイルにはerikreedsさん作成のTier表を使用させていただきました。解説記事はこちら。