雑草と戯れる
撮影のほとんどがご近所、そして植物。さらに80%を占めるのがいわゆる雑草といわれる野花たち。
雑草の花畑などに遭遇するともうごっきげん、マクロレンズや望遠レンズ、、お花見よろしく撮影グッズを広げ、数時間居座るなんてことも。
写真を始めた10年ほど前は、まだご近所には空き地や畑もいっぱいで、
公園の除草も緩やかで。
ふらっとカメラを持って外に出れば、すぐそこに生き生きと咲く雑草たちにたくさん出会うことができたし、今日はどの雑草畑に行こう、などと迷うほどだった。
年々、畑も減り、空き地も減り。
僅かな場所で生き延びたところで、除草の間隔も短くなり。
整備されていくにつれ、雑草たちには生きにくい街になりつつ。
雑草畑に踏み入り遊んだ思い出なんていうのも化石になっていくのかも、、ね。
整いすぎた街は便利ではあるけれど、どこか冷たいと感じるのは私だけだろうか。
いろんなものが共存している場所は、温かい。
カヤツリグサにセンダングサ、ヒメジョオン、足元には野いちごの実。自由にたくましく生きる草花。
この場所も多分もうすぐなくなる。
そこに雑草たちがいる限り、撮り続けたいなと思う。
ビバ雑草♡