その仕事を選んだ理由
うーむ。このお題にちょっと考えこんでしまった。
もうすぐ人生の第2ステージという岐路に立ち、
今の仕事は本当にあなたのやりたいことですか?
人生の後半このままではいいのですか?
などということを、たぶん本当はちゃんと考えなくてはいけないのだろうとは思うのだけれど・・
そもそも私はこういう人になりたい、という立派な強い意志もなく、
仕事もただなんとなく成り行きに任せ歩んできたし、これからもそれでいいかな。
ダメダメスタートから始まった社会人生活
ゼミの単位を落としそうになり、先生に頼み込んでやっとこさ大学を卒業。
そして、就活をすることもなく父が脱サラするまで勤務していた商社にいわゆるコネ入社。
もうダメダメなスタート(笑)
それでもいろいろと仕事は楽しくて。
教えてもらったテレタイプライターが面白くて(当時海外との通信手段はテレックスという通信方式でした)、早く正確に打てるようになりたい、と中古の英文タイプライターを手に入れて家でもカタカタ。職場では5分で打つぞ!と決めてできたらやったーと心の中でガッツポーズみたいな(笑)
普段いい加減なくせに、これがやりたいとなったら後に引かない性格が災いして、まぁ人間関係でどん底に突き落とされたこともあったけ。社会人4年目、まだまだ未熟なワタクシでした。
その後もどうせやるならやったことがないことをといくつか転職をしたり、パートで働いてみたり。新しいことを覚えたり、自分なりに目標を決めてそのつど夢中になっていた気がしします。
目標といってもそんな大それたことじゃなくて、とにかくほかの人より早くデータ入力してやろう、とか、2時間でおにぎり100個握るぞとか、もうほんと人から見たら、え?そこなの?みたいな(笑)
猫との出会いとウェブデザインという仕事
え?猫?
今の、ウェブデザインという職業に出会ったのは、我が家で飼っていた猫に夢中になったのがはじまりなんです。
うちの子かわいい→猫自慢したい→猫のHP作ってみようかな→うちの子の素材ないじゃん!作れるのかな。
というありがちな流れからのスタート。フリー素材作りから始まり、猫のHPを作り、、HP作ったら日記とか掲示板とか設置したい、カスタマイズしたい(当時はCGIといわれるプログラムで動かしていた)。手引書と画像ソフトと首っ引きで、あーでもないこーでもない。パートから帰ってきてほとんど寝ないでやってましたね。すべては我が猫自慢のためだけに(笑)
もうすでに30代後半に差しかかって、パートをしながらそれなりに生活基盤はできていたし、当時、仕事にするなんて思ってもいなかったです。
猫の素材をきっかけにフリー素材サイトを作って楽しんでいるうち、少しずつフリー素材紹介サイトやフリー素材集などで取り上げていただけるようになって、素材を使ってくださっているという方からの1通のメールが、ウエブデザインを仕事とするきっかけに。
そうしてなんだかんだ私の人生の中で、一番長く続けている仕事になって今に至っています。
ちょっとだけ夢中になるということ
そして今、ウェブデザイナーとして契約したはずの場所で、なぜかウェブデザイナー以外の仕事のほうが多くなったりしていていますが、いつだって流れに身を任せてきた人生なので、あまり疑問を感じないようにしています(笑)
今、自分がやるべきこと、与えられたことの中から<やりたいこと>を常に見つけて、どんな小さな目標でもいいからそれを達成するためにちょっとだけ夢中になってみる。
小さなことだからすぐに達成できる。それって幸せ度高くなるんです。
1つできたから次いこうというモチベーションにもなる。
なんでもやればできるという自信にも繋がります。
そして、それって決して無駄にはなりません。
今、ウェブデザイン以外の仕事が多くなって、その小さな経験、自信が役立っているなぁと。今までの集大成かしらと思うくらいです(笑)
仕事を楽しくするのもつまんないものにするのも自分次第。
そしてどうやってもつまらないとか辛いのならば次にいけばいいんです。
私自身もこの先なんてどうなるかわかりません。
このままこの仕事を続けているかもしれないし、ある日突然やーめたになるかもしれない。それでもできれば一生楽しく何かしらの仕事は続けていたい、と思います。