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キミに教えたい。不安との上手な付き合い方

やらなければいけないのに、終わっていないモヤモヤ。
人に謝らないといけない時の、ココロの中のおもり。
プレゼンがうまくいくかどうか、止まらないドキドキ。
これらの「不安」はやがてダルくのしかかり、後回しにするほど面倒になる。気持ちの重みが呪縛となって、いつまでもとりかかれない状況になってしまう。

いまこそキミに教えよう!不安をどのように解消したらよいのか。
簡単なこころのスイッチひとつで、きみのドキドキはワクワクに変わり、どんよりした曇り空は快晴を連れてきてくれる!

ズンとする重み、それは気づきを与えてくれる存在。
いわば「こころの目覚まし時計」

溜まった宿題。長いインタビュー起こし。部屋の片付け。リフティングの練習。プレゼンの準備。ココロのおもりは人それぞれだけれど、そんな時、思い出してほしい。「不安はココロの目覚まし時計」。

ハラがずぅーんと重くなるのはイヤなもの。でもそれを感じるのは、自分が何をしなきゃいけないかをわかっているから。感じられるということは、すぐにしなきゃいけないことをわかっている証拠。ならば、やってしまえばスッキリする。でもそれができないのが人間の性分というものだ。そんな自分の性分、性格や特徴を逆手に取っちゃうのが、この魔法のことばというわけ。

勇者は取り掛かるきっかけを手に入れた

まずはやらなきゃいけないことでずーんと重くなった”ココロのオモリ”を隣において、向き合うことからはじめてみよう。このオモリはどこからくるのか、原因はなにか、なにをすれば取れるのだろうか。やらなきゃいけないことをひとつづつ順番に考えて、自分の中でTO DO LIST化して、さっさとやっつけてみよう。やっちまえばこっちのもの、オモリに悩まされず、清々しい気持ちで他のことに向かうことができる。あと伸ばしにするほどオモリは重みを増し、どんどん辛くなってくる。辛いのは自分。自分を辛い目に合わせないために、先にオモリをとっちゃう。そうすれば自分を助けることができる。

「いまやっちゃえばラクだYO!」ココロのオモリはそう教えてくれている。
そのままずーっと見て見ぬふりをして、オモリに鈍感になってしまわないように。オモリが腐るとこころもからだも病気になる。

そう、やらなきゃいけないことを先にやっちゃうことは、自分を大切にするってことなのだ。ズーンとココロに不安が押し寄せた時は「取り掛かるきっかけ」だと思ってしまえばいい。不安はココロの目覚まし時計。目覚ましが鳴ってるから、やっちゃう。やるぞと決めたら、あとは気持ちを切り替えて、とにかく、やっちゃう。もうそれ自体、楽しんじゃう。

人前で話す時の不安を解消する

では、みんなの前で話をする不安は? それが終わるまで止まらない? 
そんなことはない。もちろん人前で話すドキドキはあるけれど、それは「慣れない場所で落ち着かない」とか「上手に話せるかな?」の緊張。でも考えてみて。みんなの前で話すことが「自分の好きなもの・得意なもの」だったらどうかな? 多分ココロの重みが少し違ってくるはず。

だから、ココロの重みを軽くするためには、その話を「自分の得意なもの」にしてしまうことだ。話すことに自信をつけてしまう。そのための方法はたくさんある。

「話をする」ことが不安なら、何度も話す練習をすればいい。間違えてもこのくらいなら大丈夫、と思うくらいに。

そもそも間違えても、人はそんなに気にしない。そんなふうにマインドセットを変えることも重要だ。もっと視野をひろげてみてってこと。間違えたって死にはしない。大切なのは「何を伝えたいか」に集中して伝えること。間違えなんかにとらわれている暇はないし「伝えたいこと」を一生懸命伝えようとする人を、人は一生懸命受け取ろうとする。

ゾーンに自分を入れていくのも重要。伝える場や内容、そして自分の立ち位置を一歩引いてみる。自分が当事者でありすぎないこと。「ただの伝える人」という立場を持って冷静さを保つことで、取り乱さずにやるべきことをこなすことができる。

自分を信じて得意な話をするだけ

「話す内容が不安」なのであれば、納得いくまで内容を見直せばいい。伝えることが何なのかによるけれど、目的に応じて一番伝えるべきことが盛り込まれているか? 相手が聞いてわからないことがないか? 自分の発信に対してさらに想定される質問はなんだろうか? 色んな人の立場になって考えてみて、考えうる質問に対してしっかりと答えられるまで何度も見直してみて。話す内容について考えに考え抜いたら、気づけば自分の得意な話に変わっているはずだ。得意な話をするのに、何を不安になることがある? それでも不安な人に必要なのは、自分を信じる強い気持ちだ。

大人も子供も、やらなきゃいけないことだらけ。やだなーって思うことも、少し視点を変えたらやれるってことも多い。そうやって自分の脳みそを上手にだましていくのも、ラクに生きるために役に立つはずだ。不安はココロの目覚まし時計。ココロがずーんってなったら、向き合ってみて。何をするべきか? もしくは、そもそもそれをすることが自分にとって正しいのか? なんてことまでも。

good movie for good guys 〜勝手に映画紹介〜
テーマ:自分を信じる、どこまでも

湧き上がる純粋かつ哲学的な問いに対する自らの答えを導き出すために途方もないプランを実行していく少年の話。家族や環境にあらがい通す行動はどうしようもなく身勝手だけれど、強い信念・研究心・行動力で突き進むその姿は眩くも危うい。彼のように眼の前の当たり前を疑う姿勢は持っておきたいし、その探究心と実行力が羨ましいけれど、息子に自分の人生を否定されるのもそれはそれでキツイ。時代が変わるとアリが無しになる世の中。普遍的な良さってなんだろう、と考えが止まらない。大人になる前のエミールの荒削りな魅力も最高。
Into the Wild  監督 ショーン・ペン  原作 ジョン・クラカワー
『荒野へ』


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