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男女は見ているものが違う

日本でも、もうすぐ公開ですね!私は先日ちょっとお先に観ました。

率直に、素敵な映画でした。

ざっくり言うと、韓国からアメリカへ移民した一家がどうやって生き抜いていくかというストーリーです。(これ以上どうにもならんくらいにざっくり!)誰の人生にも困難はあるけど、それをどう捉えてどう越えていくのかはそれぞれ違いますよね。

映画のレビューがしたいんじゃないんです。映画の中で、「これわかるわー!」という部分があったので、そこのことだけ、言わせてください。ストーリー説明もせず、いきなりその部分いきます!(笑)

ある場面で夫婦が衝突するんですが、その理由に激しく共感したんです。

夫は、家族と離れてでも、夢を叶えなければいけないと思っている。そうやって何かひとつの大きなことを成し遂げたことを子供に見せてやりたい。あの子たちに自信をつけたい。

妻は、夢も大事だけど、その夢に執着するのは今じゃないと思っている。たとえ夢を叶えられなくても家族が一緒にいることの方が大事。

どちらも同じ「家族が大事」という気持ちが根本にあるにも関わらず、こんなに違うんですよね。

妻は「今」に焦点が合っていて、夫は「将来」に焦点が合っている。根底は同じでも、ここまで違うか。私たち、夫婦でこの映画を観ていたんですが、夫は男性側の考えに同意。私は、女性側の気持ちわかるなぁと思っていました。

そういえば、以前どこかでこんな内容の文章を読んだことがあります。

昔は、女性は「子育て」男性は「狩り」(←かなり昔!)という明確な役割があったから、女性は今目の前のことに注意が払えるようにできていて、男性は、より遠くのことを見据えて行動できるようにできている。

もう狩りをしている男性はいないし、女性も子育てだけじゃない。だけど、結局のところ時代は進化しても人間の本能的な部分は変わらないのかなと思いました。

どっちがいい悪いではなくて、お互いが相手にはこういう部分があるんだって知っていれば、意見がぶつかったり喧嘩になったりしても、少し冷静になれそうな気がしなくもないですよね。


今週の「ひろしまほんと」

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