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中からも、外からも。

日本に戻ってきてからというもの、自分の実家でも、夫の実家でも雑魚寝暮らしをしている。

日本の布団ってやっぱり良いなぁと思ったり、我が家の安マットレスのへっこみ具合と比べると、体にも良さそうな布団生活。

ただし、問題が一つ。家族三人で布団で寝るというのは、夜の間ひたすらアクロバティックに動くということになる。

部屋のサイズの都合で二人分の布団を敷いて、そこに3人で寝ているのだけど、一晩中スペースの奪い合い合戦が繰り広げられている。

そう、3歳児がいる環境では「川の字」は夢なのである。

3週間ほどこの生活をしている中で、今のところ一番多いフォーメーションとしては「にの字」もしくは「仁の字」。

なんにせよ人偏を決め込む夫に対して、動き回る息子と私が90度回りながら「二」のパラレルを描く。

気づいたら「上の字」に陥っていることもある。夫婦で垂直を描きながら(というか私はもはや布団から落ちている)息子の動きを避けている。

しかも、今の私は妊娠9か月に突入した巨大妊婦。トドのような体をアクロバティックに動かすのは至難の業。

さらに、蹴られるのは三歳児からだけではない。まだ生まれていない息子も、兄ちゃんに負けじと内側からぼこぼこと蹴飛ばしてくる。

妊婦経験者なら思い出すかもしれないけれど、このステージに突入すると、寝返りを打つごとに「うっ」と胃液が上がってくるというおまけつき。

いやはや、熱帯夜とかいう以前に、寝る環境が結構過酷な今日この頃。

でも、今のところ私たちが描いているのは3画の文字ばかりなのだけど、おちびが出てきたら4画になるのか。

はて、いったいどんな寝相を、私たちは繰り広げるのだろうか。それはそれで楽しみ。

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asa|minimalish life
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