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夏と言えば、花火でしょう。

「花火」という言葉をどこかで覚えた息子。

それならば!と、スーパーで売っている花火を買ってきた。

やたらと大きなパッケージに、カラフルな花火が並んでいる。

見るからに、楽しいがぎゅっと詰まっている感じ。

すごーくワクワクしていたのだけど、夜になると眠くなってしまう。

昼間から騒いでいたのだけど、夜になるとつい大人が忘れてしまう。

そんなことを数日繰り返して、ついに「花火をやろう!」の会。

バケツとロウソクとマッチを準備して。蚊に刺されないよう準備。

「え、なんで夜なのにお外行くの?」

と、花火初心者っぽい質問を投げかけてくれる息子。

バケツやロウソクを持つ夫。花火を準備した私。愛犬に首輪をつけて外に連れ出すおばあちゃん。訳も分からず、外に出てくる息子。

最近では「花火ができる場所」が限られているそう。確かに、公園なんかじゃダメですよって看板が立ってるもんね。

幸い、実家の前は道路なんだけど、滅多に車が通らないので、家の前でササッと楽しむのはOKなエリア。

ロウソクに炎をつけようとするも、風が邪魔するというお決まりのヤツもやりながら、ついに最初の花火を着火。

ぷしゃー。しゃわー。しゃわーー。しゅん。

夫がお手本としてやってくれた1本目。何年振りだろうなぁーなんて思いながら眺めていたのだけど。

おばあちゃんの背中に隠れている人が、ぽつり。むむ、初花火が怖いらしい。

「一緒に持ったら怖くないよ!」「ここ持てば熱くないんだよ」

暑苦しいほどに、大人が積極的に声をかけるけれど、比較的慎重者の息子は遠巻きにみているだけ。

あんなに盛り上がって「花火!花火!」と言っていたんだけどなぁ…。と思いながら、2本目、3本目と進んでいく。

ちょっぴり前面に出てくることもあるけれど、基本は「おばあちゃん+犬」エリアから見ていたいらしい。

これでは、お調子者の夫婦が、ただ花火を楽しんでいるだけという不思議なことになってしまう。

もとから飛び込むタイプではない息子は、対象がなんであろうと、2,3回目以降に楽しさが分かってくるタイプ。

だから、今日無理に誘おうとしても無理だとは判断し、ちょっぴり大人だけが楽しんで、花火はお開きになった。

たっぷり入った花火を買ったというのに、使ったのは7本。まだまだ残っているから、このペースなら、まだあと4回くらい楽しめるかな。

夏が終わってしまうのと、花火が終わってしまうのと、息子が花火慣れするの、どれが一番早いかな。

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asa|minimalish life
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