いまも、ちゃんと守っているよ。
「会社に遅刻しても良いから、朝ごはんはちゃんと食べようね」
そんな言葉を私にかけてくれたのは、同居していたおばあちゃんだった。
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中学・高校は遠くの学校に通っていたこともあり、朝は猛烈にドタバタ。お母さんの準備してくれたものを、少しかじるか、持って出る毎日。
大学生・社会人になってから、私の生活から朝ごはんというものはなくなった。そんな生活をしていたところ、おばあちゃんとの生活が始まった。
当時80代半ばのおばあちゃん。訳あって、居候させてもらうことになった朝