【カラダ】開脚ストレッチは腹筋と背筋
数年前に「開脚ストレッチ」なるものが流行りました。
脚を180度開くことができるのはかっこいい。そう思っている人はいます。
ですが、開脚ストレッチは、ただ脚を無理やり開けば良いというものではありません。無理やりに脚を開こうとすると肉離れなどのケガをします。
開脚ストレッチは筋トレです。
脚が開くには理由があります。脚が開く必要があるから脚が開きます。
脚を少し開いて座り、骨盤を床に垂直に立たせようとすると脚が邪魔になります。
すると脚が「骨盤が立ってきたぞ。私たちは邪魔だから避けなくちゃ」と開きます。
「骨盤が立つから脚が開く」です。
骨盤が寝ている状態では脚が開く必要がないのです。
開脚ストレッチを行う時に最も重要なのはお尻を持ち上げる(持ち上げようとする)ことです。脚を開くことではありません。
お尻を持ち上げるには腹筋と背筋が必要になります。
自分の体をしっかりと理解している人は、自分で頑張って行ってみましょう。
自分の体をわかっていない人は、1人で行うことはやめましょう。
お尻の持ち上げをせずに脚を開こうすると、高い確率で肉離れを起こします。
ケガをしないとしても、効果は出ません。言いきれます!
↑の写真のようにテディベアのような姿勢になってしまう人は、膝を曲げて骨盤を立たせる(お尻を持ち上げる)ことから始めます。
脚がだいぶ開いてきたら、今度は体を前に倒したくなります。
これも間違いです。
お尻は常に引っ張り上げます。
背中を丸めることなく、頭を斜め上方へ引っ張り続けます。
胸を床につけようとするのではなく、
下腹やおへそを床につけようとします。
筋肉を傷めることなく、確実に効果を出すことができます。
腹筋と背筋の機能と筋力もアップします。
指導する側の人は、このくらいのことは理解していて欲しいと思います。
よその指導でケガをして私のところへ来ることがあります。
株式会社りとるジム
カラダとココロのメンテナンス
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