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早朝のランニング

ひんやりした空気、小雨が降っていた朝。粗大ゴミをマンションのゴミ置場に出して、わたしは走り始めた。今日のランニングは川沿いへ。

多摩川に架かる可愛らしい水色の橋のちょうど真ん中で息切れした。手の隙間から汗がすり抜けるぐらい、汗と雨で体がびしょ濡れになった。橋の上から河川敷を眺めながら荒くなった息を整え、長く深く息を吸うと左胸がチクッと痛かった。

雨の匂いが混じり湿っぽい5月の空気が、風と共に吹き、冷たい頬に触れた。汗を拭いてわたしは走り続けた。

家に着いたらお風呂に浸かりたい。