見出し画像

0501-0507

0501

「誕生日、何が欲しい?」朝から母に聞かれて、うーん今年もあんまり思いつかないなと思っていると「スーツケースとかどう?」。なかなか無いよ、親から提案されるパターン。まあでも自分じゃ思いつかないし、スーツケースは必要だし、となって急遽買いに行くことになった。
「めっちゃ余裕はあるから、ちょっとずつ部屋の整理はした方が良いよ」たしかに。この前本を30冊くらいブックオフに持って行ったのに部屋から本が減った気がしなかった。本当に手元に置いておきたいものだけを残すべきなのだろうな、そうでもしないと一人暮らしをする部屋が本当に床が抜けてしまいかねない。来年の一人暮らしに向けて、必要なものを買い揃えて、不必要なものはさようならをして。そういうことをしながら、卒論を書きながら、この1年は過ぎていくんだろう。

バイトに行く電車の中で、外がまあまあの雨なことに気づく。駅から直前距離でたぶん100mも無いくらいだから走っていこうかと思ったけれど、流石に怪我してもなと思って渋々コンビニで傘を買う。想定していなかった出費は何円でも痛い。
久しぶりに数学の因数分解を解いた。すっかり忘れてしまったかと思ったけれど、手を動かしていたら思い出した。あれだけ苦しみながらやったことは、流石に頭の片隅に残ってくれていたらしい。それがちょっとうれしかったし、きっと来年以降にはそういうことも忘れてしまうと思うと少しさびしい。もっと記憶のキャパがあったら良いのにな。

0502

1日何もなかった日。そろそろゼミの研究発表の準備をせねばと、くずし字と格闘する気にさせるためにタリーズに行く。タリーズのカフェラテ、スタバのカフェラテよりも好きかもしれない。甘すぎない。くずし字、なんでそれがそう読むのってやつが多めで突っ込みどころがありすぎる。くずしすぎててもはや判別させる気のないやつ。でも嫌いな作業ではないな。

そろそろ漢検もやるかと思って、試験日を調べる。一旦目標を10月22日の試験に据える。よっぽど満足に勉強できない状態でなければここで実力試し。できれば大学生のうちに合格したいなあ、1級。

0503

大学に週1回行くだけで良くなった生活(とは言っても大体平日は大学に行くというこれまでの生活を何だかんだ続けている)になったからか、なんだか今も春休みの延長みたいに感じることがあって、特に今はゴールデンウィークだからますます休み気分(これは普通の感覚?)。でも祝日であることをすっかり忘れていて今日に運転免許の更新に行こうとしていた私はなかなかにお馬鹿。しっかりしてるねと言われる割にこういうところはすっぽり抜けているから良くないんだ本当に。

朝、1時間くらい早く起きられて、午前中に漢検の問題集を解き、昼ごはんを食べたあと1時間半くらいで宮地尚子さんの『傷を愛せるか』を読み終えた。これは私のなかで留めておきたい言葉たちがたくさんあったからきちんと一つの投稿として作る予定。夜ごはんまでまた漢検を解いてだいぶ手が疲れた。夜ごはんを食べてお風呂に入ったあとはゼミを進めようと思っていたけれど、少し前に買った『すばる』の5月号に目が止まったので読み始めた。奥田亜希子さんの『ポップ・ラッキー・ポトラッチ』、テンポ良く読めていてすぐに読み終わりそう。主人公の気持ちがけっこう分かる気がしていてうんうんたしかになと思いながら読んでいた。でもゼミのことはちゃんとやれたので良し。明日は大好きな友人たちと会う予定がある。

0504

さすがゴールデンウィーク、梅田の人の多さ。ごはん屋さんとかはどこも並ばないといけないレベルだったけれど、この人たちならそんなの気にならないなっていうくらいの友人たちと今日は会ってきたのです。やっぱりとても楽しい。本屋さんを3軒もハシゴさせてごめんなさい。誕生日がもうすぐで、プレゼントをもらえてしあわせでほくほく。個人的にずっと欲しかったロルバーンのノート、ジブリのイラストがとにかくかわいい。読書ノートみたいな感じで使おうかなあ。

0505

人って、何か極限の状態になると本当の性格が出るっていうけれど本当にそうだと思う。母の実家に行って焼き肉を食べに行ったんだけど、途中で火が点かなくなって、祖父がめちゃくちゃいらいらしていて店員さんに半ば怒鳴っているような態度をとっていてシンプルにうわぁぁぁ無理だと思ってしまった。身内でもそれはうーんと思ってしまった。人が怒っていたりいらいらしていたりするのを見るのが割と怖くてびくびくしてしまう私からすると嫌だったなあ。こういう大人にはならないでおこうと思った、怒らないのが悪いわけではないんだけど理不尽に怒るのは違うよなって思うんだ。

0506

父親の実家へ行く。祖父のお墓参りをした。祖母がお墓の隙間に溜まっていた落ち葉を箒で掻き出したり水をかけたりしながら私の就職先が決まったことをまるでそこにいるかのように話しかけていて、不覚にも泣きそうになってしまった。目からこぼれそうになるものを、少し強く吹いていた風で誤魔化した。ああ直接聞いて喜んでもらいたかったなという寂しさと、祖母が今でも祖父のことを大切に思っていて、祖父との時間を噛みしめている瞬間を垣間見たことでなんだか変な感情になってしまっていた。いなくなっても想い続けられるほどの存在って本当にすてきだ。

0507

10:16、かなり遅めの起床。今日はプチ断捨離をする日。外に出る用事も無いから、たまには違うメイクしてみようと思っていつも使っているアイシャドウでは無い別のものを使ってみたら思ったより色が濃く付きすぎてしまって焦った。紫に近いピンク?みたいな色で、でもかわいかったから次に使うときは気持ち少なめで。漸く人並みにメイクが楽しめるようになってきた。

お昼ごはんを食べたあと、もう要らないなあって思うCDをまとめたら結構多かった。少し前に本も整理したけれど、前よりも少し思い切って整理したら割と減った気がする。まだまだたくさんあるのだけれど、本当に手元に置いておきたい本をそろそろ厳選していきたい。来年、自分が暮らす家でどれくらい本が置けるのか分からないし。本といえば『すばる』5月号を読み進めた。奥田亜希子さんの『ポップ・ラッキー・ポトラッチ』を読み終える。すごく読みやすかったなあ。感想は別の投稿でまとめようと思っている。

1週間ごとに更新しているこの投稿を今まで「零れ」というマガジンにまとめていたのだけれど、マガジンの名前を「零れた散文」に変えた。小説ともエッセイとも言い難いくらいの、その日にあったこと、考えたことをひたすら並べて書いているようなものなので、散らかった文、「散文」。本来の意味とは違うかもしれないが割と気に入っている。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?