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エッセイが好きだ/時間はちゃんと過ぎてくれる

0728

ちょっとスタバでお昼ごはんを食べながら休憩、と思って席について、気づいたらお昼ごはんを早々と済ませて(ちゃんと噛んで食べた)原田マハさんの『美しき愚かものたちのタブロー』を読み始めてしまい、読み終えてしまった。めーっちゃ良かった、なかなかの分厚さで、読み終えた達成感もさることながら、お話自体も本当に良くて、良すぎてなんだか熱にうかされた気分。小説の中の一節を思い浮かべてはぼうっとするという、なんとも贅沢な時間を過ごした。

帰りに読む本が無いから、というのは建前で、純粋に本がほしいと思って本屋に寄る。
僕のマリさんの『いかれた慕情』をお迎え。文字を綴る人、本を出している人が書くエッセイは、私がこうして書いている日記と同じようで決定的に違っている。日本語、という意味では私がつむぐ言葉と同じもののはずなのに、こんなにも考える余白を与えてくれて、心が落ち着くのはどうしてだろう。要はエッセイが大好きだという話です。

久しぶりにサークルの定例会に顔を出した。
前で後輩が話しているのを聞きながら、ちょうど1年前くらいに、私も当時の部員たちの前で話をしていたんだと思うと相当な時間が過ぎたって実感する。新しい顔ぶれもたくさんいて、私が一線を退いたあとも活気づいていて、きちんと活動が為されていることになんともいえないうれしさと一抹の寂しさを感じる。
夜にバスで1人揺られながら帰るのも懐かしさを感じられるようになった、1年前の私にとっては想像もできなかったことだ。

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