見出し画像

0605ー0611

0605

イリナ・グリゴレさんの『優しい地獄』を読み始めた。ルーマニアで生まれ、日本で研究者として生活している著者のエッセイ。最近は日本以外で生まれて日本で暮らしている人の文章を読むのが好きな気がする。装丁がめちゃくちゃ素敵で、周りの人に見せたくて敢えてブックカバーを付けずに読んでいる節がある。
バイト先の塾で、高校2年生の男の子が「先生、Slackって知ってます?」と私に聞いてきてちょっと面食らった。「知ってるけど、なんで?」「クラスの連絡とか、ぜんぶSlackなんすよ」えぇぇ、もはやLINEとかでも無いのか。「今の担任が導入してくれたんですよ、めちゃくちゃ有能っす」と得意気に話していて、いや何様やねんと突っ込みそうになったけれど、高校や中学という場所から離れて久しくなってもこうして話を聞くことができるのは楽しい。あのときに戻りたいような戻りたくないような。

0606

眼科へ行く。けっこう待った。コンタクトを買って目薬を処方してもらって、駐車場まで迎えに来てくれた母の車に乗ったころには2時間半ほど経っていた。
少し眠かったので20分くらい寝ようと思っていたら、1時間弱くらい寝ていた。すっきりしたのでお湯を沸かして紅茶を入れる。ずっと書きたいと思っていた読書記録のノートをいそいそと書く。その勢いで高野悦子さんの『二十歳の原点』を読み切る。少し前に読んでいたのをストップしていて、数ヶ月ぶりに開いた。言葉一つひとつに意志があって、堅さがあって、重たかった。

0607

晴れ。暑い。梅雨も嫌だが暑いのも嫌だ。どうしようもない我儘、そろそろ手持ちの扇風機持って行く?
ゼミの発表が終わって小休憩していたけど、今日からまた色々調べて文献読んで調べて、をやる。めっちゃ集中できて、3時間が秒で過ぎ去った。

同期と、後輩2人とごはんを食べてきた。同期は私の就職先にめちゃくちゃびっくりしてくれて、やっぱすごいわと言ってくれて、なんだかむずがゆかった。昔の話もして、懐かしい気持ちにもなって。本音も少しだけこぼした、あのとき実はさ、ってことがお互いにあって、記憶を辿る良い時間だったなあと思う。後輩とは、またごはん行こうねって約束した。

0608

久しぶりに本をジャケ買いした。装丁と題名で一目惚れして買った、寝る前に少しずつ読むって決めている。読んだらnoteで紹介したいなあ。
雨予報だったけれど、ゼミ終わりに少しだけ小雨が降ってたくらいでそんなにひどくなかった、梅雨、終わってほしいけれど夏まで一気にスキップしたい、秋が来てほしい。

最近、父が『図書館戦争』の小説シリーズを読み終えた。私から借りてはせっせと読んでいた。また何か貸してほしいと言うから「どんなんが読みたい?」と聞くと「なんでも良い」。いやいや何かしら指定してくれよ。私の本棚にはミステリーがほとんど無いぞ?あと最近は「もう読まないな」ってやつはブックオフに持って行ってるから冊数は少なくなってるぞ?色々聞いてみたら、文庫本でシリーズものじゃないやつが良いと言われたので部屋の本棚を眺めて5冊ほど抜き出す。ちなみに母は、私が今も文庫化されるたびに買っている『掟上今日子の備忘録』のシリーズを読んでいる。

0609

朝から近くの旅券センターへ行ってパスポートの申請をする。時間がかかるかなと思ったけれどさすが田舎、30分もしないくらいで申請が終わって思ったより時間ができた。夏休みに海外へ行くことが決まっていて、なんだかそわそわする。

何の気なしによく行く服屋さんへ行ったら良いのがあったので買った。旅行に着ていくんだと母に話すと「衣裳揃えてるんやな」と言われて素敵な表現だと思った。良いな、積極的に使っていきたい言葉だ。

蒼井ブルーさんの『僕の隣で勝手に幸せになってください』と、イリナ・グリゴレさんの『優しい地獄』を読み終えた。次に何を読もうかと部屋のあちこちに積んである本を見て考える時間が好きだ。

0610

noteを書いていた。就活のことを振り返るnoteを書こう、と決めていて、少しずつ少しずつ進めていた。もうちょっとしたら出せると思う。1つの投稿で出すか、2つに分けるか迷っている。それくらいの文字数になった。

今日はバイトが少し早く終わった。
後輩からもらった無印良品のカレーを食べた、めちゃくちゃおいしい。ちょっと辛かった。来年になったら、こういうのにたくさんお世話になるんだろうなあ。

0611

父が、いらないCDを売りたいというので一緒にブックオフへ行くことに。あ、母も一緒に。ついでに私も、もう読まない本たちをトートバッグに詰めた。
母に、初めて買ったCDを聞いてみる。シングルCD(というものが昔はあったらしい、私は初めて聞いた)だとBOØWYの『鏡の中のマリオネット』、今もあるCDだとムソルグスキーの『展覧会の絵』。振れ幅がすごかった。
父は中島みゆきが好きだったらしい(「渋いわ笑」と母が運転席で笑っている)。CDが入った紙袋6、7個で占拠された後部座席の私は、昔の音楽事情って面白いなと左下に流れていく外の景色を眺める。

部屋の勉強机周りを掃除した。左側に無造作に積まれた紙やファイルがいつ雪崩れてくるか分からないくらいのバランスを保ってしまっていたので解体。うん、作業しやすくなったぞ。基本何かしらで机に向かっている時間が多いし好きだし、これを維持するんだぞ、私。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?