十一月十六日~十一月二十日
十一月十五日(火)
母に起こされ、ばたばたと家を出る。こういうとき、マスクが常に求められるような世界になって良かったと思う、だって坂道駆け下りているときの私の顔どう考えてもやばいもん。あと顔に当たる風の量が少なくて良い。
朝ごはんを食べ損ねたからか、若干頭が痛い。日曜日の疲れがまだ残ってるかも。4限の授業でまあまあしっかりうたた寝する。3限頑張って起きてたからか。なんか3限の頑張りが否定されているみたいに書いてしまったけれどそういうことじゃない、ちゃんと起きてたのえらいよ私。
図書館で明日までのレジュメをなんとか完成させる。文献は山ほどあるのに史料なさすぎ。なんで?私が調べたいこと割とはっきりしてるはずなんだけどな。なんとか数だけ揃えた感じになってしまったけど少ないよりはましと思いたい。計画通りに終わったので割と機嫌良く図書館を出る。夜風が気持ち良い。この時期になってくると屋内の暖かさから逃げたくなる瞬間が増えそう。冷たい風に当たるのも大事。体温的にも精神的にも。
帰りの電車の中でラジオを流し、大好きなロックバンドであるSHE'Sの新曲初オンエアを聴く。やっぱり最高だSHE'S。中2の頃から好き。これからもずっと好き。私の生活を彩ってくれこれからも。
十一月十六日(水)
大阪城ホールまで[Alexandros]のライブに行ってきた。サークルの同期と。
ゴリゴリのロックをいっぱいに浴びてきた。あんなに音楽で暴れられる人いるんだな、って思ったし、とにかく終始身体のどこかがリズムを取っていたように思う。
『空と青』という曲と『Philosophy』という曲があるんだけど、それが連続で来たセトリがいちばん沁みた。『Philosophy』は、大学受験期の国公立前期に落ちた後に聴いていた曲で、その時を思い出していた。めちゃくちゃしんどい時期だったけど、それを、支えにしていた曲と一緒に回顧できるくらいに私も大人になったんだな。時間の経過をこんなにうれしいと思えるのが本当に幸せだった。濃い1日だった。
十一月十七日(木)
昨日の疲れが出ているからか、2限の授業で強烈な眠気がくる。午後から集中して作業する、その前に書いている。さっき本屋さんで岸政彦さんと柴崎友香さんの共著である『大阪』を見つけて歓喜。即レジ。プラス、堀辰雄さんの『風立ちぬ・美しい村』を買う。そうだ、風立ちぬは明日の授業で観るとか言ってたな。今日の帰りにでも読み始めよう。
大学を少し早めに出て、ブックオフまで本を受け取りに行く。受け取ってきたのは島口大樹さんの『オン・ザ・プラネット』。読むのがとても楽しみ。
夜、明日までが期限のESを大急ぎで終わらせにかかる。明日の昼過ぎに見直して提出しよう。何とか間に合いそう。もうちょっと計画的になりなさい私。
漢検の準1級に合格しました。過去に2回落ちていて、3度目の正直。本当にうれしい。諦めずにがんばってよかった。
十一月十八日(金)
はじめて「デザイン思考テスト」というものを受けた。面白いけど、アイデアが降ってこなかったら超大変。こういう、ゼロから1を生み出すのは得意じゃ無いけど、どんなところで働くことになってもこれから必要な能力だよね。高校生の時に出たビジネスコンテストを思い出す。何か1冊本を買ってやりこんだ方が良いのかな、
火曜日や木曜日と同じような時間に大学を出ることにまだ違和感を覚えている。金曜の夜はサークルの日、で染みついちゃっていたんだなと実感。だって3年も同じ周期で生活していたら、ね。金曜日がだんだん、他の平日と区別がつかなくなってくるんだなと思うと寂しい。でもきっとこの寂しい、っていう気持ちも確実に薄れていつかは無くなる。今のうちにこの気持ちを噛みしめる、って思う。
図書館で細々とした用事を済ませたついでに、今村夏子さんの『星の子』に目が止まって借りて帰る。バスと電車の中で一気読み。面白かった。ちょっとうまく言語化できないけれど、読んで良かった。
十一月二十日(日)
まあまあ遅い時間に寝たはずなのに5時30分に目が覚める。普段大学行くときですら起きられないのにこういうときは起きるって、遠足が楽しみで仕方ない小学生の典型じゃんね、本当に。身体が緊張してるんだろうなと受け入れて用意をした。
京都の紅葉見てきた!真っ赤なものからまだ緑がかっているものもあって、グラデーションみたいになっているのもこの時期ならではで良かった。
すごくうれしいことがあって、でも文字にするのも勿体ないくらいだから自分の中で抱きしめる。色々頑張る糧にする。ありがとう。これから少しずつ伝えたいし、応えていくよ。