#7に追記しました。AIが描く漫画について
2018年に書いた記事に追記しました。
だって、今すげぇ事が起こってるんだもの。
この秋に公開される予定だっつーんだもの。
2023/9/4 追記
今更だが、AIによって描かれた手塚治虫先生風の漫画について言及する。
お時間があればこの記事をご参照あれ。2023年6月の記事だ。
このプレゼンを現地で聞いていたかった。
そう思うくらいドキドキワクワクする。
2020年のプロジェクトでは手塚漫画の新作という位置づけでAIが漫画を描いている。それが、「ぱいどん」だ。
最初の記事でわかると思うが、想像以上のたくさんの超優秀な人達が、一生懸命になって手塚先生のブラックジャックを読み込み、分析し、ブラックジャックらしさとは何かを定義しAIにディープラーニングさせている。そしてそれを研究者やクリエイターがバックアップする。
尚、本プロジェクトはGPT4とStableDiffusionというAIを使うようである。果たしてこれだけで足りるのかは僕には良くわからない。が、いずれにしても一人の天才を漫画を現在に復活させるために、これだけ多くの人が最新鋭のAIを使って、時間と手間を掛けようとしている訳だ。
もっとも、この研究はサービスのためではなくあくまでも「研究」である。これがずっと続く訳ではない。今はまだ、漫画家AIは連載が出来る程の腕前ではないらしい。今はまだ。
この研究によって描かれたブラックジャックは2023年秋に週刊チャンピオンに掲載される予定とのこと。個人的には、ピノコのアッチョンブリケや、おむかえでごんすなどのコマがあるのかどうかが気になるし、もし現代医療をテーマにした内容になるのであれば、それについてブラックジャックなら何を思い、何を考え、何を言うのか。というロマンが溢れてたまらない。たまらないのだ。
漫画は何のためにあるのか。楽しみにしている読者の為にあるのだ。とA先生のまんが道では繰り返し繰り返し言われている。これは手塚先生の言葉だったかも知れない。
では、AIは何のためにあるのか。これについても、手塚先生の息子さんであられるクリエイターの手塚眞氏が本プロジェクトは「人間の為に行う研究である」と仰っている。
AIという技術を手にしつつある人類。それを使った全ては人間の為に行われる尊い行為である、と願う。
手塚先生の漫画がまた読めるのは人間にとって良い事でしかない。いや、そうであると言い切る。だからこのプロジェクトは蛇足でも、原作レ〇プでも無いし、死者への冒涜などでもない。そんなことはあり得ない。
でももしかしたらいつか、AIによるドラえもんの新作も描かれるかも知れない。
その新作をどういう気持ちで読むのかを考えてみる。
正直、アチコチ荒さがしをするかも知れない。こんな表現はしないとか、これは読者への媚びだとか。やはり終わらせておくべきだったんだ、とか。でも、そうであっても読まずにはいられないだろう。やっぱり嬉しいからだ。
そういう「可能性」がこのプロジェクトにはある。
一読者として、本プロジェクトの挑戦・成果が人類社会、読者にとって良い物である事を切に、心から願っている。
みなさんはゾウ思う?