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北欧の図書館

トップの写真は、ストックホルム市立図書館。

スウェーデン語で「ストックホルム図書館」の下に「エーリック・グンナール・アスプルンド 1928」と書かれていることから、このアスプルンドさんという人が偉大な建築家であることがうかがえる。実際に、フィンランドで有名な建築家&デザイナーのアルヴァ・アアルトさんにも影響を与えたとのことで、北欧の建築を調べるとよく名前が出てくる...ように思う。(真面目に勉強したわけではないのでなんとなくの記憶)

科学館みたいな、プラネタリウムみたいな外観だな、と思ったこの建物の中に入ると...

360度、本、本、本...

「美女と野獣」でベルがお城の図書室に入って感動していたときの気持ちが、5分の1くらいは味わえたような気がする。
いきなり歌い出したりとかはしないけどねー😂

でもこの図書館はあまりにも素敵すぎて、1日いてもずっとドキドキしちゃうし、この空間を見にくる観光客の人たちもかなりいるから、毎日通ったりして慣れるまでは落ち着いて読書はできる気がしない。
と思ったら、奥の方にちゃんともう一つ、本当に静かに読書や勉強をする人たちの空間がつくられていた。ここに勉強しに通ったら、急に才女の気分になりそうだよ。(←錯覚)

そして冒頭に名前を書いたフィンランドの有名な建築家アルヴァ・アアルトさんが設計した、フィンランドのヘルシンキにあるアカデミア書店。

映画「かもめ食堂」にも出てきた書店。私の後ろ側が、ちょうどあのカフェだったかな。カフェ・アアルト。映画の中で、ガッチャマン歌ってたシーンのところ。笑

この書店で好きなのは、やっぱり天井の窓。何をイメージしてこのデザインになったのか、本当のところは知らない(調べてない)けれど、本を開いた形みたいに見える。
暗い冬が長くて、自然光をできるだけ取り入れようとする北欧のデザイン。偉大な建築家やデザイナーが考えたものでなくても、室内で過ごす時間が楽しくなるような工夫が、北欧にはたくさんある。
そういうの、好き。ただの日常が、楽しくなる工夫。それを見ているときも、考えるときも、なにか思いついたときも、すごくわくわくする。そのわくわくが大好き。

そんなアカデミア書店で私が手に取ったのは、

“ナ”イスクリーム😂🍦
ってどんだけアイスのことばっか考えてるんだ私は!こんな、名前からしてアカデミックな書店で!

ということで(どういうことで?)、そこから徒歩15分くらいでヘルシンキのシンボルの大聖堂にたどり着くよ。

その大聖堂のすぐ横にあるのが、フィンランド国立図書館。

みんな大聖堂に夢中なのか、入り口がちょっと分かりづらい?からかもなのか、ストックホルムの図書館みたいに人が多くなかった。

荘厳 ってこういう雰囲気のことを言うのかなあ。
神殿みたいだよ。

カール・ルドヴィク・エンゲルという人が設計して1840年に完成したらしいので、ストックホルムの図書館よりも古い。でも改装工事をしたため、こんなにきれい。

天井。

斜め天井。(この角っこの呼び方なんだろな)
白鳥?がいるよ。

このヘルシンキの図書館にも、奥の方に落ち着いて読書や勉強、インターネットができる空間がある。上の写真の神殿みたいな部屋と見分けがつかないかもしれないけれど、下の写真の部屋の一階には、机と椅子が並んでいるよ。天井も違うね。

「静かにしてください」なんていう邪魔な張り紙はないし、人を叱るような見張りみたいな係員もいない。
ここに入ると自然と心身ともに静まる。
みんな我慢して静かにしているのではなく、自然に沈黙して、読書や勉強、考え事をしているのが分かる。
重みのある美しい静けさだった。

これは背もたれの部分が棒のような椅子?台?
きっと上の方の本を取るためにも置いてあるのだと思うけれど、ただのプラスティックの台、とかにしないところが、さすがだなあと思う。細部まで、荘厳... な空気や気分を乱されることがない。

さぁーて、北欧で小腹がすいたら、シナモンロールだよ!
これはアカデミア書店の近くのCafé Esplanadのシナモンロール。大きくてしっとり。ちょうどいい甘さでおいしいよ。カフェラテ、グラスに入ってて冷たいやつに見えるけど、ホットだよ。

海辺に建つこのスタイリッシュな黒い建物は、ブラックダイアモンドと呼ばれていて、デンマークの王立図書館。この時は時間が合わなくて外観をちらっと見られただけだった。中も入ってみたい。次回リベーンジ!




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