スウェーデンの田舎町へ②
振り返り旅記録。前回の続き。
ファルンという街に到着して、ホテルに荷物を預けた後、ちょっと散歩。目的はなく、ただ気の向くままに行ってみよう。小雨が降っているけれど、傘をさすほどではない。
欧米ってちょっとやそっとの雨では傘をささない人がほとんど。私も欧米に行くと傘をささなくなる。雨に限らず「まいっか」で終わることが多くなる。たぶん、日本ほどいろんなことがきっちりとしていないから、いろんなことに対して「まいっか」くらい適当でないとやってられない。
北欧ってシンプルでスタイリッシュでちょっと楽しくなるようなデザインのものが「別に?」ってくらいさりげなく主張なく街のあちこちにあったりする。
これはただ普通の道のベンチ。
お腹すいてきたから、なんか食べよう。
カフェに入る。Café Zappaというところ。
2階は椅子がハンモックー!!🤩
絶対ハンモックの席すわる!すわった!
居心地のよさに「楽しい」が加わった。
軽くゆらゆらしながらランチ。
チキンのラップサンドみたいなやつ。おいしい。カフェラテはホットだけどガラスのコップ。コーヒー類は夏でもホット派。水のコップのピンクは微妙。笑
お腹いっぱい。ゆらゆらのびのび。
よし、HP回復。出かけよう。
公園っていうわけではない普通の広場にちょっとした遊具があった。後ろの建物と色を合わせたのだろうか?と思うような馴染み方。
人がいるとあまり写真は撮らないんだけど基本的に人は少ない。北欧は元々ソーシャルディスタンスばっちりすぎるくらいばっちりだね。
てくてく歩いていると、こじんまりとしたダーラナ美術館を見つけた。
ファルンあたりは「ダーラナ地方」というエリアで、スウェーデン土産として有名なダーラヘスト(またはダーラナホース)という木彫りの馬が伝統で作られ続けている地方だ。
そのダーラヘストが着ぐるみかぶってお出迎え。(すべてペイント)
美術館に入るとすぐに、大きな絵が。
油絵かな?
ん??
おおお!!!
刺繍!!!
すごすぎる。(語彙力×)
隅から隅までじっくりと眺めた。
人が少ない美術館はひとつひとつ自分のペースで時間をかけて見られるので本当にありがたい。私は説明書きとかを全部読みたい方なので、美術館や博物館はほぼ1日がかりになる。
この美術館はダーラナ地方、ファルンの街の歴史と文化と産業を学び楽しめるところだった。
おもしろいところがたくさんあったので、2周してしまった。
はい、チーズ📸
美術館を出て、この日はこれでホテルに戻る。
するとフロントのお姉さんが日本の人だった。私がファルンに来る前に1週間ほど滞在した北極圏アビスコに近い街キルナというところにしばらく住んで、今はこのファルンで暮らしているそうだ。
ほへー!もっと話を聞きたい!と、うずうずしたけれど、他にお客さんがいたのとお腹ペコペコだったので質問責めはせずに(笑)部屋に行き、一息ついてホテルのレストランでご飯を食べる。
見知らぬ街で久しぶりに日本語を話して、なんだかすごい安心感。一人旅だから、いつでも少しは気が張ってるもんな。
レストランでも、席に案内してくれたスタッフさんが日本に数ヶ月住んだことのある人で、そのときのことを色々と話してくれた。
一人旅って食事のときに寂しさを感じることが多いけれど、この日は楽しい夕食だった。
一期一会は、だいたいいつも大切な思い出になる。
この翌日の旅記録は③に続く。かも。