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神龍(シェンロン)みたいに現れたオーロラ

弱い光だったけれど、9月中旬にオーロラを見ることができた。ラッキー!

オーロラの前に、北極圏の快晴時の星空のすごさには、どんなにプラネタリウムが頑張ったところでかなわない自然の迫力がある。
プラネタリウムは星や惑星の位置とか星座とかを学んだり知ったりするためにはすごく快適な観測(?)ができるけれど、見たときに心が感じるものは自然の天体と明らかに違う。
それって当たり前なのかもしれないけれど、日常の中ではそういう感覚の違いがよく分からなくなってきているように感じる。それでも別にいいんだけどさ…。

でも私はもう少し、リアルな地球で感じられるものをしっかり感じていたい。

西から東へ地球に沿って弧を描いたような、見たことのないほど長い流れ星。
それを見たのを皮切りに、本当に降るように流れる星たち。
都会ではうっすら、日本でも田舎ではくっきり見えていると思っていた北斗七星は、ものすごい存在感で光り輝いていた。

そして天の川。
子供の頃から七夕の日には特に注意深く空を見上げて探していたけれど、一度も見えたことがなかったから、自分の中ではほぼ幻想化していた。
それが現実にはっきりと見える。
幻想の何倍も美しい本物の天の川がそこに。

亡きおばあちゃんに見せたかったなぁ。
なんて思っちゃうと、うるうる→えーん😭おばあちゃーん😭 になるのでぐっとこらえて…。

オーロラを見るために北極圏に行った、というわけではなかったこともあり、カメラはiPhone 6sのみだけれど、一応なんとなく分かるかな?程度にはオーロラと北斗七星は撮ることができた。

オーロラは思っていたよりもけっこう早く動く。弱いオーロラだからか、肉眼では白っぽく見えるのだけれど、雲とは全然動き方が違う。ほんとにね、ゆっくりごにょごにょ動いてるシェンロンみたいだった。
写真で写すとちゃんと緑なのがすごく不思議。目とカメラの違い。それをあとでちゃんと調べてみよう、と思ったのに、まだ不思議のままにしている。
そんなもんだよね、怠け者の私はよー。

9月といえど!昼間は動けば汗ばむ陽気だったといえど!やはり夜は極寒…。
北海道や東北の人たちにとっては慣れた初冬の気温くらいなのかなぁ。
とはいえ氷点下。

ヒートテックの上に極暖ヒートテックを着て(上下)、その上にフリース3枚くらい重ね着して、ホッカイロを5枚くらい貼って、ネックウォーマーとニット帽をかぶって手袋してウィンドブレーカー着て…という、真冬の山想定ではないけれど、この季節にしては完全防寒のつもりだった。
なのに
それなのに…
「おい寝るな!死ぬぞ!」の気持ちがめっちゃ分かったぞ!
リフトに乗ってボーっとしちゃうと、すーっと意識が遠のくような感覚なんだよね。でも意識をなくしたら岩ゴロゴロの岩場へまっ逆さまに落ちるから、本当にガタブル…🥶

すっごい精神力を鍛えられた気がしたわ。
次回行くことがあったら、ホッカイロ5枚どころじゃなくて全身に隙間なく貼ってやることをここに誓う✋




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