「秘密の場所2023夏」3/5:ホタルたち
その島には、ホタルのような生き物もいる。常夏の島だから、年中光りながら元気に飛び回っている。しかも、うんとたくさん。
ホタルも、好きなモチーフのひとつです。これまでも色々描いてきました。
いつしか「あるよるのはなし」シリーズができていました。
今、網羅できませんが、例をいくつか・・・
デジタルの頃から描いています。
シリーズは(他のシリーズも)基本的に毎年描けたらと思っていますが、描けない年があったり、逆にたくさん描く年があったりしそうです。
今回、会期が7/10~15ということで、ちょうどホタルの時期でした。ちょっと終わりかけですが、見逃し配信みたいな感じでお楽しみいただけたらと思いました(私は今年、ホタルに会いに行けていません・・・大好きな場所があり、ちょっと遠いのですがコロナ禍以前は毎年行っていました)。
というわけで、2023をまだ制作していなかったのもあり、ちょうど良い機会と思い、シリーズの最新作を制作することにしました。
物語の中ではホタルは通年会えます。一見、ホタルっぽいですが、実は別の生き物なのかもしれません。
2023は、今までと違う感じにしたいと思い、どアップにしてみました。作品の側面には、ゲンジボタルとヘイケボタルの文様をあしらいました。色んなホタルがいますが、日本で代表的なのとなるとこの2種類だと思ったので。
色彩美に焦点を当てた企画展ということで、色んな色を使いました。とても楽しかったです。
制作過程はこちら
それに、気付いたら、もうnoteにも投稿していました。
私にしては短めです。たぶん、色々あって書けなかったんだと思います。
今回、あらためて、会期直前の気持ちで書いています。
ホタルは、私にとっては、暗闇の中の光、希望の光です。また、命の象徴であり、ホタルに限らず生きとし生けるものたちの象徴でもあります。
「あるよるのはなし」シリーズは、制作しているうちにだんだんホタルの限定が解除され、生き物たちという感じになってきました。命という奇跡。これもまた、とてもラッキーなこと。
命をいただいたことに感謝し、自分の人生を精一杯生きようとあらためて思いながら制作しました。
この作品はちょっと動画をつくることができました。
この夏、一緒に冒険をお楽しみいただけたら幸いです。
会場は東京都中央区銀座 1-22-12 藤和銀座一丁目ビル 6階のほうです(というのも、道をはさんで2つあるのです)。ふなちゅう様のあるビルです。画材や技法、制作過程などに関すること以外のお問い合わせはギャラリー様に直接お願いいたします。そのほうがタイムラグが少ないです。
ありがとうございます。それでは、また。
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