Arduino を使ってみる
Arduino は、オープンソース・ハードウェアの一つで、設計からプリント基盤の図面まで全ての情報がオープンにされているマイコンボードです。また、回路やプログラミングに詳しくなくても、簡単に電子工作やプロトタイピングが出来るようにという想いが込められています。
使うには、Arduino IDE という開発環境で C / C++ ベースのスケッチ(プログラムのこと)を書き、それをArduino ボードにアップロードして動かします。
Arduino をコンピュータと接続してみる
まず第一歩として、Arduino を使うはじめの一歩として試されることが多い、通称 Lチカと呼ばれる操作をやってみましょう。
まず、コンピュータとArduino をUSBケーブルで接続します。そして、Arduino IDE を起動させると、あらかじめ下図のようにプログラムが記述されています。
このままでは何も指示がないので、プログラムを次のように書き換えます。
setup 内のpinModeの記述は、ピンの13 をOUTPUT 出力に設定するという意味です。
そして、loop 内では、digitalWrite( ) でピン出力のHIGH・LOWを切り替え、delay(ミリ秒) でミリ秒の時間だけプログラムを待機するという命令を出しています。
※ミリ秒とは1000ミリ秒が1秒のことなので、500ミリ秒=0.5秒にあたります。
スケッチの基本的な構造
スケッチの中には、setup( ) と loop ( )というブロックがあります。setup はスケッチの動作開始時に一回だけ実行され、loop はArduino の電源がオンの間繰り返し実行されるプログラムです。
そして、チェックマークのアイコンをクリックしてプログラムを検証し、そのとなりの→アイコンをクリックして、ARDUINOボードにプログラムを転送します。
転送が上手くいくと、プログラムで記述した通りにLEDが点灯するのが分かると思います。
これで、先ずは電子工作の第一歩を踏み出すことが出来ました!
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