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暗黙の了解? 食べ物と動物編
こんにちは!レガングループの水野です。
今回は、食べ物のパッケージと動物のお話を書きたいと思います。
言われてみれば確かに!と思えるような、そんなお話です。
ちょっとだけ連想ゲームです
"はちみつ"と聞いて思い浮かぶのはなんですか?
みなさん蜂や熊を思いついたのではないでしょうか?
どちらもはちみつに所縁のあるものですよね。
では、"冬"だとどうでしょうか?みなさん何を思い浮かべますか?
冬になると毛が生え変わるうさぎなどの動物や、クリスマスでおなじみのトナカイは冬のイメージがありますよね。雪と相性が良くて、とても可愛いです。
ですが、これら動物を食品のパッケージデザインに入れるのは、
ちょっとおすすめしにくいんです。
というのは、メーカーさんによっては避けられる場合があるからです。
まさか、入ってる…?これは誰用の食べもの…?
文字で「はちみつ」と書いていても蜂や熊の印象の方が強いと、「まさか、入っている…?」みたいな勘違いが起こることもあるでしょう。イラストや写真から得るイメージというのはとても強いもので、一旦そのイメージがつくとそこから離れにくくなってしまうのです。
だから、食品のパッケージで動物を使うことは、嫌がられたり避けられたりする場合があります。レガンのパッケージデザインや、身の回りのパッケージを観察してみてください。どうでしょうか、動物は使われているでしょうか?
キャラクターなどで食品パッケージに動物たちが登場するときは、もはやリアルな姿が想像できないくらい、デフォルメされていたり、可愛くなっていると思います。動物を使用する場合は、メーカーさんやデザイナーの間で、ちゃんとその動物に見え、なおかつお客様が不快な思いをしないかどうか検証に検証を重ねているのです。
また、誤認を防ぐことも重要です。魚の缶詰のパッケージに猫の絵をいれたら、ペットフードみたいになってしまった!ということがないように、気を配りながらデザインします。
そんなことも配慮しているのかと驚く方もいるのではないでしょうか?お客様に余計な心配をかけたくないというメーカーさんと、デザイナーの思いや配慮からくる暗黙の了解です。
では、リアルな動物をご覧ください。
リアルに連想されてしまったら、やはり食べる気を失ってしまいますね…
今回は、食べ物のパッケージと動物のお話でした。いかがでしたか?
前回と今回とで、メーカーさんやデザイナーが様々な配慮をしていること、みなさんの生活がよりよくなるように工夫していることを、感じていただけたら嬉しいです!
最後にレガンが手がけたパッケージを見てみましょう。
私のデスクから失礼します!
左から2021年ヤクルトハーフ夏季パッケージと、2020年ヤクルト冬季パッケージです。今年の夏季パッケージにはカモメが登場していますが、かなりデフォルメされているのでリアルな姿は想像ができませんね。是非店頭でも見てみてください。
こちらはみんな知ってるキャラクターだから、いきものだけどアリ!ですね。
最後までお付き合いありがとうございました。
では、またお会いしましょう!