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詰むじゃなくて積む

文通が好きである。

文通と文字面で見るとなんだか堅苦しく感じてしまうが、言い換えると、お手紙を書くこと・もらうことが好きである。
特に、人からもらうお手紙は大好物です。

突然ですが私の「お手紙」仲間を紹介したいと思います。


・友人Y
高校時代からのお友達。私が大学生で地元を出て寮に入ったのをきっかけに、手紙のやり取りを始めた。といってもさほど遠距離ではなく、大阪と京都。それでも私たちの地元からは3時間ほどかかる場所に私は住んでいた。

Yはその頃、浪人をしていて
先に大学生になった私が大学生活のことを綴るという、中々酷なことをしたなぁと後になって反省した。でも、大学を卒業してしばらくしてからその旨をYに謝罪すると「むしろ大学生活のイメージが膨らんでよかったよ」と言ってくれた。

持つべきは言葉を選んでくれる友。やさしき人。
今彼女は関東に住んでいるが、手紙のやり取りは続いている。一番、歴史の長いお手紙友達である。

・Kちゃん
大学の終わり頃からのお付き合い。
学部は違うが共通で受けている授業があって
友達になる前から、なぜか目が合うとにこやかに会釈してくれるという、人格者だった。私は今も昔もクズのままなのでなぜKちゃんが私を好いてくれたのかは分からない。卒業する少し前に急に仲良くなって、社会人になってからもよく遊んだ。お互い事情があって連絡を取り合わない数年もあったが、今はまた一年に数回は会う仲に戻っていることを嬉しく思う。

彼女とは、一番たくさん手紙のやりとりをしている。人からもらった手紙は大切なので、お気に入りの専用箱に収納しているのだが(今で四箱目)
ある日、思い立って送り主ごとに手紙の数を数えた時があり、数は忘れたがKちゃんの数だけ異常に多かった。確かに、彼女の手紙のレスポンスは割と早くて
私もどちらかといえばすぐにお返事を書きたくなるタイプなので、お互いのスピード感あってこその数なのだろう。けれども、決して無理をして書いているのではなく、あくまでも自然に溜まっていったからこそ、やりとりを続けられている。
Kちゃんは時々「ハッ」とする言葉をくれる人。
お手紙なのに、文章の構成がめちゃくちゃ上手い。お見せしたいくらい。そして本人はその自覚がないところがまた、イイ。
↓Kちゃんのおはなし
https://note.com/little_flower/n/n8af180aef819?sub_rt=share_pw



長くなるので一旦ここまでにしよう。






余談
Kちゃんがこないだくれたお手紙の中に
「泣いたりおこったりして日々を積んでます。」
と書いてあって、ああ、積むっていい響きだなぁと思いました。Kちゃんへ。私も歯ぎしりしたり未だに路上喫煙しやがるムカつく奴を睨んだりして日々を積んでます。

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