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SNSが当たり前になった世界での情報解禁は地獄のスキル

2020年3月よりアニプレックスが運営しているディズニーのヴィランズ(悪者)をイケメン化した女性向けゲームが大変流行っているんですが、そのゲームに関連した情報解禁が最近立て続けにあり、不穏な流れを察知したのでまとめます。

そもそもツイステとはなにか

『ディズニー ツイステッドワンダーランド』(Disney: Twisted-Wonderland)は、アニプレックスとウォルト・ディズニー・ジャパンが製作した日本のモバイルゲーム。略称は「ツイステ」。
原案・メインシナリオ・キャラクターデザイン - 枢やな(サポート:スクエニ)
企画・配信 - アニプレックス
協力 - ウォルト・ディズニー・ジャパン

キャラデザを務めているのは枢やなさん、黒執事の漫画家さんです。
Twitterのフォロワー数はツイステ118.7万、枢さんもフォロワー59万人と巨大コンテンツであることがわかります。
アプリの売上は、2020年はリリース初年度にもかかわらず、200億近く売り上げたんじゃないかと予想されています。さらに多角的にグッズ展開されているのでそのライセンスフィーも合わせると、他の女性向けゲームは涙目だったんじゃないかと思います。

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イケメンになったヴィランズ達は元々根強い人気があったコンテンツ

ディズニーはディズニーシーのハロウィン企画でヴィランズの手下達に焦点を当てたショーを2015年頃から行っていました。

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「ヴィランズの手下」とは、東京ディズニーシーにおいて、秋のディズニーハロウィン(2015)より登場したディズニーヴィランズ(悪役)の手下10人(+司会組)の総称である。
イベント専用に創作された完全オリジナルキャラクターであり、原作にあたるアニメには、これらの「手下」は登場しないので注意。(参照

ツイステの大流行はディズニーが、元々人気だったヴィランズをイケメンにしたゲームを出したから流行った…かもしれませんが、
枢やなさん(スクエニ)がオタク心を理解したキャラデザやシナリオがあって大流行したと思います。

 実際キャラデザやシナリオまで担当されている枢さんの力の入り方は誰から見ても一目瞭然でした。描き下ろしの書籍の表紙イラストなども枢さんが稼働していたり、Twitterではゲーム内で新イベントが始まると必ず引用RTしていたり、こんなに稼働してくれる原案者すごいなぁと思っていました。
ファンからしたら、ディズニーをうまく調理して世の中に出したのは枢先生に見えました。

ツイステの多角展開のリリース日に見えた「あれ?」

10月15日にツイステ関連でLINEスタンプ販売と、アニメ化が発表されました。その日の情報解禁はゲームサイドではなく、ディズニーが多く絡んだプロジェクトのようで若干スムーズじゃない感じがしました。

【流れ】
「ツイステ」でLINEスタンプを販売

情報解禁前にLINEスタンプがストアに表示

ファンが気づいてツイート

ディズニー公式が販売した旨をツイート

キャラデザを監修した枢先生がツイート
(LINEスタンプが出ることを知らなかった模様)

先生のこの言い方で、枢先生が描き下ろし・監修していないことが
わかります。
(ゲーム内の既存絵をアレンジしている?)

キャラクターの衣装に誤りが見つかる

枢先生のツイートにその旨をリプするファン数名
(衣装誤ってますよ…など)


同日15:00頃、ディズニープラスでのアニメ化の発表

翌日のAM1時頃枢先生のツイート

コンテンツは誰のものか、SNSの力で分かりづらい

このコンテンツは誰のものかでいくと、あくまでディズニーのものでディズニーがどうしようと勝手なんですが、突き詰めるとファンのものでもあります。
それまで枢先生が多く関わっていたように感じられたPJでこういう発言があるとファンとしてはちょっと不安になるのかなという事例だなと思いました。実際、日本の女性の二次元コンテンツの情報解禁はすごく丁寧に行われている事が多いので今や日本を代表する女性向けゲームがこんな感じだったのはなんだか以外でした。

K-POP式の情報公開のスケジューリングを事前に出すスタイルを最近踏襲しているとことも多いですが、後半に向けて大きな山を作れないとダラケてしまい興味がなくなってしまうような気もしてます。情報解禁のタイミングは「バズる」を意識しなきゃいけない世の中で、課題の一つで難しい問題です。

いろいろ書きましたがツイステはすごく面白いゲームでして、キャラデザがいいのはもちろんディズニーのアニメがベースにあるオリジナルのシナリオが面白いのでポチゲーにならず済んでいます。音ゲー要素もあるし、無課金で十分楽しめます。私はあまりにガチャの引きが悪いので最近開いてませんが、10月のハロウィンは毎年気合入ってたので知らなかった方はぜひやってみたら面白いかもですね。

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