正しいだけじゃ足りない、心のキャッチボール
こんにちは、ちいパパです。
親になってから、「言ってもやめてくれないなぁ」と思うことが増えました。子どもが何度も同じことを繰り返して、こちらが伝えている内容自体は理解しているように見えるのに、どうしても行動が変わらない。どうしてなんでしょう?
この疑問、実は前にも似た経験があるんです。高校生の頃、当時の彼女に「言ってることが正しいのは分かるけど、分かりたくない」と言われたことがありました。内容自体は理解してくれているのに、心のどこかが受け入れを拒んでいる。彼女の言葉を聞いたとき、僕の正論が相手の心に届かず、一方的な押しつけになっていたことに気づかされたんです。「正しいことは正しい」と思っていた僕は、かなりの衝撃を受けました。
そこから学んだのは、行動を変えるには、相手が心から納得できる理由が必要だということです。内容としては正しくても、相手が心で「そうしたい」と思えなければ、行動には繋がりませんよね。自分の言いたいことをただ伝えるだけでなく、相手の気持ちや考えを知って対話することが、行動を変えるためには欠かせないんだと痛感した瞬間でした。
これを子どもとの関係に置き換えると、例えば「早く宿題やりなさい」と伝えるのも、親としては「早めに終わらせてゆっくり遊んでほしい」という気持ちがあるんですが、子どもにとってはただの「やらなきゃいけないこと」に過ぎなかったりするんですよね。親の気持ちや考え方は言葉で伝わっても、それが子どもの心に届かなければ、行動は変わらないのかもしれません。
また、言葉として「理解すること」と、心で「納得すること」は、同じようで全く別物です。たとえば「自分のことは自分でやりなさい」と片づけを促すとき、言葉の意味自体は伝わっても、その理由が腑に落ちていなければ「言われたからやる」だけで終わってしまうことが多いですよね。だからこそ、ただ「やりなさい」と伝えるのではなく、「こうしてほしい理由」を丁寧に話すことが大切なんだと感じます。子どもの心にまで響かせるために、自分の思いをもう少し分かりやすく、同じ目線で伝えていく必要があるのだと思います。
僕もまだまだ試行錯誤の連続ですが、これからも子どもと一緒に成長していけるといいなと思っています。行動を変えてほしいときこそ、親である自分も子どもの心に耳を傾けながら、一緒に対話していくことが大切なんですね。子どもが自分から「やろう」と思えるよう、これからも寄り添っていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!