『ふしぎの国のバード』佐々大河:イギリス人旅行家イザベラ・バードによる明治時代の『日本奥地紀行』を漫画化
1880年にイギリス人の旅行家イザベラ・バード(当時49歳)が出版した本"Unbeaten Tracks in Japan"(『日本奥地紀行』)を基にした漫画。史実に少しフィクションも交えつつ描いたらしい。
その日英バイリンガル版の第1巻を読んだ。吹き出し内のせりふは英語で、コマの外に日本語訳が書いてある。
バードは通訳兼案内人に伊藤鶴吉という若者を連れていた。2人の掛け合いも面白く描かれている。
イザベラ・バードを知らなかったのだが、蝦夷(北海道)まで旅したとはすごい・・・。日本のほかにハワイなども旅し旅行記を著したそうだ。
原書(英語)は著作権が切れているのでオンラインで無料で読める。結構膨大な文章かも。大した仕事だ・・・。
日本語訳は文庫で読める。
史実を基に、バードと伊藤の間に恋が芽生えたという話に仕立てた『イトウの恋』(中島京子著)という小説もあるらしく、読みたい。
『ふしぎの国のバード』はバイリンガル版の方が価格が高い。
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