切り絵をして思うこと

切り絵が好きだというと切り絵の何が面白いのかとよく聞かれる。私が切り絵にはまった経緯、好きな理由を振り返ってみようかな。と

切り絵との出会い

私が切り絵に出会ったのは、保育園の頃。幼稚園の先生のおばさんからキャラクターの切り絵のカードをもらったことがきっかけだ。ちょっと立体的で、温かみのあるそのカードがうれしくて仕方なかった。

自分もこんな作品を作って誰かに喜んでもらいたいな、そう思ったら自分もやってみたくなった。初めて作った作品は全く覚えていないけど、小学生の頃には切り絵をやっていた記憶がある。小学校の学童保育で当時にしては渋い作品を切っていた気がする。

切り絵の楽しさ

気がついたら切り絵にはまっていた。といったらそれまでだけど、私は体育がめっぽう苦手で、鉄棒や球技、走ることなどとにかく苦手意識を感じていた。みんなが外で楽しんでいることには中々気が進まなかったけど、中で一人黙々と作品に向き合っているのはとても楽しかった。この作品を上手く切るにはどこから切ればいいか、もっと細かい作品はどうやったら切れるのか模索しながら、一つのことに集中していることが最高に楽しかった。誰と比較するでもなく自分と闘っている感じが楽しかったのかなーと今なら思ったり。

当時から子供のコミュニティーより、大人に自分の知らないことを聞くことが好きだった気がする。

自分の成長を感じられるツール。

今は、自分が何かむしゃくしゃしているとき、他のことを忘れて何かに没頭したいとき、切り絵に向き合うことが多い。

切っているうちに自分が冷静になったり、終わった後に達成感を感じられるから。時間は、それなりにかかるけどかなりストレス発散になっていると思う。実際、切り絵をすることで自律神経が整うなんて記述もあったりするらしい。

切り絵の枚数を重ねるたびに、少し一歩進めているような気がしてみたり。

やっぱり切り絵は、私のライフワークだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?