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どちらを選んでも後悔すると思った。
だから選べなかった。
責任を取るのが怖かった。
原因を作ったのは私自身なのに。
一番悲しい思いをするのは何の罪もない
小さい命なんだってことを知った。
この数週間ずっと体調がすぐれなくて
自分のこともままならないような状況で
これから先、ひとりで子育てをして生きる。
子供ひとりを幸せにするっていうのが
どれだけ難しいことなのか痛感させられた。
街の中で見かける両親と子供。
父親の存在なんてって思ってたけど
何倍の愛情を与えても、求められた時に
答えてあげられないんだっていう思いと
自分の不甲斐なさでどんどん苦しくなった。
戸籍のこと、将来悩むかもしれない。
それを代わることもできない。
苦しいのも、悲しいのも自分だったらいい。
我慢するのも、泣くのも自分だったらいい。
もし、出生が原因で苦しむ日が来るんだったら
それは産みたいという私のエゴなんだって思うと
どんどん答えが見えなくなった。
本当に、幸せにしたかった。
育てたかった。一緒に生きていきたかった。
産みたかった。
どれだけ悔やんでも泣いても、謝っても
変わることのない事実なのはわかってる。
最低なのは認知をしないといった父親ではなく
ひとりで育てるという覚悟がなかった母親である
私なんだってことを忘れない。
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