樹木医フォローアップ研修で『はなもく散歩』をテスト公開しました!!
こんにちは!リトカル代表中田です。
一昨日(2020年11月28日)に千葉県袖ケ浦市にある千葉県緑化センターで樹木医のフォローアップ研修で「QRコードを活用した樹木の学び」というタイトルで講師をやらせていただきました。
そこで、12月公開予定の『はなもく散歩』サイトの紹介をさせて頂きました。今日はその結果をご報告させていただきます。
講座の参加者は樹木のプロばかり・・
参加者である11名の樹木医の皆さんは、ほとんどが造園関係のお仕事をされている樹木のプロの方ばかり。緊張しましたが・・蓋を開けてみると、皆さん熱心に講座に参加してくださり、感想・ご意見を沢山くださいました。
最初に室内でリトカルの活動紹介
講義最初はリトカルの活動紹介。
主に15年やってきた幕張海浜公園での樹名板作りの活動紹介とそこから得た学びを紹介しました。
・最初は小さい子供と一緒に身近な木を学びたいという気持ちから始まった活動であること
・オリジナル手作り樹名板作りや取り付けが、シンプルでありながら、一般の方々にとって魅力的なイベントであること
・樹木に詳しくない方が身近な自然について知りたいと思っていてもなかなか機会がなく、樹名板作りの「木のお話」や樹木紹介パネルは大変喜ばれること
・今までのWEBサイトでも閲覧し、親子で木の学びを得たという感想を得ていたこと
・公園管理者との関係が良好で、相互に協力しながら続けてこられた活動であること
・・・そんなお話をさせていただきました。
そして12月公開予定の「はなもく散歩」の紹介を簡単にさせていただいた後、各自のスマホでQRコードを読んでいただき、非公開なのでIDとパスワードを入力いただき、「はなもく散歩」にスマホで入っていただきました。
はなもく散歩を実際に使ってみる
幸い、参加者の皆さんは、講座のタイトルを見て、スマホやタブレットを全員用意されていました。
中には『今日のために用意しました』という方もいてビックリ。。
『はなもう散歩』に一般の方に見て頂くのは初めて。ドキドキでした。
位置情報とカメラの使用が大変・・
そして、屋外へ。
「さあ、『はなもく散歩』で木をさがすぞー!」と玄関前に皆さん集合したところ、なんと半分ぐらいの方々が「マップで現在地を表示のボタンを押しても表示されません!」とのこと。
WEBアプリの設定で位置情報の使用を『許可』もしくは『都度確認』を選択されていれば、問題なく進むはずなのですが・・何人かの方が『常に許可しない』を選択されていたのです。
すると、その方たちはわざわざホーム画面にもどり設定を変更する必要があり手間取りました。
なんとか助け合って一人ずつ解決しましたが、AndroidとiPhoneそれぞれに設定せねばならず、結局出発するのに15分ほどかかりました。
今後解説をつけるなど対応策を実施することにしました。
始まると皆さん夢中・・
ですが、いざ歩きだしてみると、皆さん夢中になって樹木さがし。
今回はテストということで5本だけ樹名板をつけたのですが、我先にとスマホにスキャンされていました。
QRコードを読みこむと木のマークがコインマークになっていくことや樹木帳にスタンプがたまったり、どんどんポイントがたまっていくのを楽しまれていたようです。
ボイスガイドも活用
『はなもく散歩』にはボイスガイドも実装。
実際皆さんにフィールドでも聞いていただきました。
何人も音声を同時に再生されと、ちょっとうるさいかも?と思いましたが、実際の利用ではそういったことも少ないと思うので大丈夫でしょう。
クイズにも挑戦
各樹木のクイズにも挑戦していただきました。
皆さん、樹木については詳しい方たちばかりですが、全員クイズにもとりくまれて楽しまれていました。
写真とコメント投稿もして頂きました。
こちらも皆さん撮影した写真がマイページに、どんどんたまるというので面白い!と言われていました。
公開は管理者が承認されてからになります。
こちらは投稿いただいた画像の一つ・・
「ハートの葉っぱ見つけたよ!」というコメントをして頂き、ちょっとほんわかしてしまいました(o^―^o)
ただ以下のような多くの課題があることも分かりました。。
・説明が足りず、不安に感じる
・誤って投稿した場合、すぐに削除できない
・待ち時間が長く、うまく投稿しているのかが分からなくて、サイトを移動してしまったりする
・何枚でも投稿できてポイントが追加できると、ポイントゲットのために沢山投稿する方もいる
などなど色んな課題が見つかりました。リリース前にこれらの問題は解決するよう整備していきたいと思います。
リリース前に確認出来てよかったです。
最後は誰が一番か競争
一通り回ったら、参加者の皆さんは、誰がポイント一番か確認し合って大笑い。同じように樹木ラリーに取り組んだはずなのに、なぜ点数が違うのか??と論議になって盛り上がっていました(^▽^;)
やはりゲーム性があると、皆さん主体的に取り組めるし、競い合ったりできるので良いですね。
実際もご家族や友達で散歩道を訪れた場合、子供同士や親子で2~3台のスマホを使って、ポイントを競い合ったりすることになるのだと思います。
ただ、問題はゲームの結果に執着してしまって、樹木に注目しないケースもあるということ。
そうならないようにするのが一つ大きな課題だということが分かりました。
最後に意見交換会
最後はそのまま屋外で参加者の方から感想意見をいただきました。
・面白かった。自分の小学生の子供にもぜひやらせたい。
・植物園に行くと退屈がっていた子供達が喜びそう。筑波実験植物園には必ず行くと思う。
・最初のスマホの設定が難しいのは課題。
・このシステムは子供樹木博士の講座に応用できるのでは?
・字が小さいのでタブレットで見た方がよいかも?
・サイトの雰囲気が可愛くて、若干女の子向け
・「散歩中に注意する生き物」は男の子が喜びそうなので、充実してほしい
・木にポイント格差をつけても面白いのでは?
・「樹木以外の生き物」の説明に逆に樹木へのリンクを貼っても良いのでは
・サイトの中に樹木を学ぶためのおすすめの書籍の紹介もしてほしい
・SNSに直接リンクして拡散すると良いのでは?(〇〇さん●ポイントゲット!など。)
・樹木紹介のメインの画像は大人が使うのであれば絵ではなくて写真でも良いかも。
・樹木によってはボイスガイドの内容が子供が理解するのに難しい(例えばコナラなど)ので、子供に分かりやすいことを重点に見直したらどうか。
皆さんの「楽しかった!!」の声
「講師」とは名ばかりで、今日の参加者の方々には『はなもく散歩』のモニターになって頂きました。
ですが、皆さん「面白かった!!」と異口同音に言われて大変満足された様子にほっとしました。
まだ課題は色々とありますが、『はなもく散歩』のリリースが楽しみです。