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鼠三部作

つい先日、村上春樹のデビュー作である鼠三部作:「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」を改めて読み直しました。 初めて読んだのは高校3年から大学1年にかけてのことだったと思いますが、あまり印象に残っていなかったので、当時は内容を深く味わったりは出来なかったのかなと思います。それでも読み切っていたのは、あの軽快でクセになる文体の為せる技なのだろうか… そんなわけで実家の本棚に眠っていた「風の歌を聴け」を、帰省中で手持ち無沙汰だった時に手に取ってみたわけ

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      初めまして。大学院で物理学を専攻しています、びぐです。 ビーグルが好きなもので。 気づけば高校時代の友人は一人残らずと言っていいほど就職し、そんな彼らと結婚式などで顔を合わせることも増えてきました。そして自分の身の上や、研究に至った経緯などを説明することも。 「—物事の成り立ちや仕組みを少数の原理から説明出来たら、その原理や体系そのものに世界の本質的な姿が立ち上ってくるような気がして。」 そうしていくうちに、なんだか自分に嘘をついているような、そんな気がしてきました。 とい

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