『今日どこさん行くと?』

鹿子木灯『今日どこさん行くと?』という漫画を読んだ。この漫画は働いている時にkindleで買った。絵が非常に可愛らしい。当時20代半ばの僕が何を思って買ったのかは覚えていない。

ざっくりいうと、会社の後輩と女上司が熊本の観光地をドライブする話だ。この女上司がとてつもなく可愛い。そして、『アルト』のMT車を乗りこなす。まず、これほど可愛い上司というのは存在しなく、また、休日に男の後輩と女上司が一緒にドライブなんて行くわけがないだろう、というのは野暮な話だ。

この漫画を読むと、出身地の観光地を車で周るのもいいかもしれないと思った。出身地の観光地には中々行かないものだ。また、読んでいると『アルト』に乗りたくなってくる。さらにMT車を運転したくなってくる。僕は一応MTの免許を取ったが、教習の時くらいしかMT車に乗ったことがない。何度か会社でMTの大き目のトラックを運転しなくてはならない機会があったが、もう完全に運転方法を忘れていた。まあ駐車場内で移動させるだけだったから何とかなった。

とにかく、鬱でヘロヘロの僕はこの漫画を読んで癒された。そして色々羨ましいと思った。まあ会社の可愛い女上司は諦めるしかないのだが、MTの『アルト』に乗って、出身地の観光地を巡るというのはいいかもしれない。

そして熊本だ。最近は熊本にピンとくる。坂口恭平も熊本出身だ。また、梶尾真治も熊本出身で熊本を舞台にした小説をよく書いている。そして、この漫画の舞台も熊本だ。熊本が僕を呼んでいる。鬱が治ったら熊本に行ってみようと思う。


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