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自分が生きやすくなる方法

こんばんは、タキです。

今日の話は、およそ3年前、サポステに通っていた時に、担当さんとした会話を書いています。

内容をまとめると、できないことばかりに目が向くけど、今できることは認めた方が人生は生きやすくなる。という話です。



突然ですが、あなたは車に乗りますか?
私は車がないと生活できない地域に住んでいるので、運転が得意ではありませんが乗ります。

ここで例え話をします。


(車に乗らないあなたも、ドライバーになったつもりで読んでいただけると嬉しいです。)

あなたは車で出かけた先で、車を停めようと駐車場に入りました。そこでは車がすでにいっぱい停められていました。
あなたが空いていたところに車を停めると、あなたのすぐ後に駐車場に入って来た車は、駐車場から出て行きました。
どうやらあなたが車を停めたスペースが、この駐車場の最後の駐車スペースだったようです。

あなたはこの時、どう思いますか?

心理テストではありません。
ただの日常のたわいもない出来事の話です。
これは私が、地域若者サポートステーションで相談をしに行った時の日常会話です。車の出来事は、まさにサポステに行く前に起こったできごとでした。

さて、話の続きを説明します。
当事者である私はこの時、めちゃくちゃ落ち込みました。記憶違いではありません。車を駐車できたのは私です。

しかし、私は
車を先に停めてしまってごめんなさい。
運転下手な私が車を停めてしまってごめんなさい
と、落ち込みながらサポステへ人生相談に来ました。

落ち込む私からこの話を聞いたサポステの担当さんは、「タキさんは優しい。私だったら停められてラッキー!運転下手でも駐車できてやったー!って思う」と言われました。
今の私ならこの意見に賛成です。

ですが、
この時の私は、全力でこの発言を否定しました。

私は優しい人間ではない。
そんな出来た人間ではない。
人と比べて私は価値のないダメな人間なんです。と、

すると担当さんは、言いました。
優しい部分があることをまず認めた方がいい。
0か1かではなく、それがほんのわずかでも存在するなら1としてカウントするといい。
そっちの方が人生はずっと豊かになるよ。

担当さんは続けて話をしてくれました。

できない壁

できないと思うことが自分の周りに壁を作って、成長する事を妨げている。これでは人生を生きていけない。

できないと壁を作るのではなく
「できる」と自分にぐんぐん栄養をやる方が
人生は生きやすい。

これはできると自分に無理に言い聞かせるのでは無く、すでにできている事を認めると言う行為のことです。
認めるだけで良いのです。

人と比べて出来てない、という尺度はまったく必要なく。自分の中で、わずかでも存在が確認できるものあるなら、それをできることとして認めるというお話しでした。

できないと否定すれば一点だけいい事があります。行動しなくていいのです。
楽でいいですよね。

認めなければ一点だけいい事があります。
希望を持たなくていいのです。
苦しくないですよね。

ですが、これを続けると
目の前がまっくらで、一歩も動けなくなります。
3年前の私がまさにこの状態でした。

じゃあ、今は人と比べずに自分を認められてるのか!?と、言えば
自分の尺度では3年前よりは出来てる!!!
という、フワッとした解答になります。

この話の後、自分にも優しい部分があることを少しだけ認めてみました。
その時に、起きた変化があります。

人に何かしてあげたいと思う自分を、キモいと蔑んでブレーキをかけることが無くなりました。

自分しかいない時に、親しい誰かを思い浮かべては「これ美味しいなぁ。Aさんに食べて貰いたいなぁ」「いい写真が撮れたなぁ。フォトブックにしてBさんにプレゼントしたいなぁ」
と、考えていました。

そんな時はすかさず、これは他人に依存してるのでは?気持ち悪いのでは?迷惑なのでは?自分勝手では?とマイナス感情にタコ殴りにされていました。

それが、少し自分を認めた後は
「キモいと思われようが、自分勝手と思われようが、私はあの人にコレをしてあげたい!」
と、行動できるようになりました。
思考にタコ殴りにされなくなったので、ストレスがかからなくなり、担当さんの言う通り少しだけ生きやすくなりました。

と、言いましても、
人と比べるのをやめることも、できることを認めることも全部が全部できるようになった訳ではありません。
3年かけても理想の姿にはたどり着いてません。
ちょっとずつ育って近づくだけです。まだまだ先は長いです。
でも、それが私のペースなんだろうな、と思います。

それでは今日はこの辺で。
明日も良い一日をお過ごしください。

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