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【生命の木】タロットカードの学びを深めるヒント
ウエイト=スミス版タロットカードを理解するためには
【生命の木】の知識があったほうが良い。
と言われるけれど
カバラの思想を解説している本は、とても難しい。
【生命の木】には10の象徴(ソフィアー)があり
その「全体像」だけでも把握しておくと
カードの中に散りばめられている「シンボル」や
「絵柄の世界観」を感じとる手助けになると思う。
西洋占星術の知識があれば、
カードに割り当てられた「惑星」や「星座」の視点からも
タロットカードの世界を覗けそうです。
植物のライフサイクルを手掛かりに想像してみる
![](https://assets.st-note.com/img/1715735012054-pqnQTP4cN5.png?width=1200)
生命の木の全体像をざっくり把握するために
【植物のライフサイクル】を想像してみました。
植物には、大きく分けるとふたつのサイクルがあるのだそう。
・活動して成長する「育成期」
・活動を休止する「休眠期」
ちなみに茎がやわらかいものを草、硬いものを木と呼ぶ。
花は草の仲間で草花と呼ばれたりするのだとか。
種子が発芽するためには、「水」「空気」「適度な温度」が必要。
そして「光」が当たらないと生きていけない。
植物は四季を通して変化していく。
春に育成を開始して、成長期の後に開花して実をつける。
やがて実が熟し、寒さがやってくる頃には活動をいったんお休みして
葉を落とし休眠する。
休眠は停止しているわけではなくて
種のままの状態を保ち、発芽の時期を待っている。
「生命の木」10の象徴
![](https://assets.st-note.com/img/1715734757804-dfkMhvjwkG.png?width=1200)
『生命の木 ゴールデン・ドーンの伝統の中のカバラ』という本にこんな説明を見つけた。
究極の〈実在〉の象徴(※概要)
「存在」があり、そこから
「運動」と「休止」に分かれ、運動は「拡張」し休止は「制限する」。
それが一つ以上あれば増加し「多数」となる。
多数のものが接触すれば「結合」または「分離」する。
結果として形成される環境を「参加」という。
このプロセスが無限に続き、異なる方法で相互作用することで
多数の「顕現」を生み出す。
カバラの観点からすると、これら十の範疇
存在・運動・停止・拡張・制限・多数性・結合・分離・参加・顕現が
人間の思考の基本構造を形作っていることになる。
「生命の木」と重ね合わせてみると
ケテル = 存在
コクマー = 運動
ビナー = 休止
ケセド = 拡張
ゲブラー = 制限
ティファレト= 多数
ネツァク = 結合
ホド = 分離
イェソド = 参加
マルクト = 顕現
さらに占星術の惑星と簡単な象意を入れてみると
ケテル = 存在・第一動因(いかなる属性も性質も持たない)
コクマー = 運動・獣帯(創造のエネルギー)
ビナー = 休止・土星(エネルギーを形態へ具現化する)
ケセド = 拡張・木星(パターンの洞察)
ゲブラー = 制限・火星(不要な構造を単純にするための解体)
ティファレト= 多数・太陽(想像力・調和)
ネツァク = 結合・金星(引力と相互作用)
ホド = 分離・水星(分割・区別)
イェソド = 参加・月 (無意識・調和)
マルクト = 顕現・元素(肉体・五感)
生命の木は、自然界のサイクルを連想できて
そこに当てはめた言葉に「しっくりくる」ように思える。
「生命の木」の象意と象意とつなぐ経路に
タロットカードの大アルカナが配置される。
なぜその場所に、このカードなのか。
少しだけ、理解できるような気がするのです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
良い一日になりますように♪