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ふさわしい環境に身を置くことの大切さ 『女帝』タロットの大アルカナを解説


誰かとすれ違ったときに「匂い」を感じることがある。


それは、シャンプーしたての「甘い香り」だったり
洗いたての洋服から香る「爽やかな匂い」だったり
かすかに漂う「香水の香り」かもしれない。

『女帝』のカードからは

自然の中の風から運ばれてくる「季節を感じる」匂い
小川のせせらぎや木々の葉っぱの「みずみずしい」匂い
そこで寛ぐ気品と風格が漂う女性の「本能的な」匂い

そんな「匂い」がイメージされる。



それは自然のなかの大地の匂い。
女帝が出産のために「ふさわしい環境」として選んだ場所だ。


『女帝』のカードは
自分から産まれてくるものを待つ間の世界である。




マタニティドレスを着た女性が
カウチに身を預けている。

『女帝』のカード


出産をひかえた女性は
自分の体に「害を及ぼすおそれがあるもの」を避ける。
栄養のあるものを積極的に摂り
ストレスのない状態を維持するように努める。

自分をいたわり
心地よい環境に身を置くことを優先するのだ。


出産前の時期の間、自分に似合う健康的で魅力的なガウンを身に着けることで、女性は快活で幸福に満ち足りた思いで過ごせるでしょうし、
何をやるにしても喜びと希望と満足した気持ちでいられるでしょう。

出産前の胎児への影響の可能性を信じる人ならば、それにふさわしい魅力的な衣装を身につけることの重要性をすぐに理解いただけるはずです。

『シークレット・オブ・ザ タロット』マーカス・カッツ著



お腹にいる「赤ちゃん」は創造の結晶だ。
自分が産み出す全てのものごとを象徴する。




・自分の内側から生まれた「アイディア」や「企画」
・「作品」や「商品」
・立ち上げた「チーム」や設立した「会社」

これらすべてが「創造物」である。



『女帝』の世界観


『女帝』のカードは、自然の流れや時間の経過
コントロールできない出来事の進展を示している。


季節の変化や時間の流れは
自分の力でどうすることも出来ないが
自分が「どういう場所に居たいか」は自分で決めることができる。

このカードの世界では
コントロールできない出来事を憂いてはいない。



12の星が飾られた冠は「獣帯」を象徴する。
金星の盾は「愛と喜び」を表している。
足もとの小麦の穂は、「豊作・多産」のシンボルだ。

木々や小川は「季節の変化」を象徴し
時間や環境に対しての持続性を表している。

まわりにある全てが喜びや楽しみに満ち溢れていて
何一つ不足しているものはない。

全てが「豊かさに繋がるもの」として
カードのなかに存在している。



『女帝』のカードの世界観は
「自分にふさわしい環境」を
能動的に選択し続けた結果
だと、私は思う。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今日も良い日になるといいですね♬




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