見出し画像

★直訳聖書017「創世記」13

Abram and Lot Separate
アブラムとロト、別れる

GENESIS 13

So Abram went up from Egypt, he and his wife and all that he had, and Lot with him, into the Negeb.
(エジプトから追放されて)アブラムと妻サライと甥ロトは、持てる物を持ってネゲブに戻ってきた

Now Abram was very rich in livestock, in silver, and in gold. And he journeyed on from the Negeb as far as Bethel to the place where his tent had been at the beginning, between Bethel and Ai, to the place where he had made an altar at the first. And there Abram called upon the name of the LORD. And Lot, who went with Abram, also had flocks and herds and tents, so that the land could not support both of them dwelling together; for their possessions were so great that they could not dwell together, and there was strife between the herdsmen of Abram’s livestock and the herdsmen of Lot’s livestock. At that time the Canaanites and the Perizzites were dwelling in the land.
今やアブラムは多くの家畜と金銀を持っていた。さらにネゲブから、以前いたベテルへ、そして祭壇を作って神を称名したベテルとアイの中間へ戻ってきた。ロトもたくさんの羊と牛とテントを持っていたので、もはやひとつの土地に一緒に住めなくなったし、お互いの牧童たちのあいだで問題が起きた。当時そこにはカナン人とペリジ人が住んでいた

【コメント】
またよく分からないペリジ人が出てきたけど
これはペリシテ人として有名な人たちのことらしい
新共同訳の固有名詞って、意外と馴染みないのかな
単なる個人的な馴染みだけの問題なのか、分かりません
とにかく、前回カナンにはカナン人が当然いたし
カナンから次に移動したのが今回の中間地点で
カナン人とさらにペリシテ人もいるようだ
だが話の流れからいって、アブラム一家とロト一家の争いなんだけど
それとは別にカナン人とペリシテ人もいるのかしら
まあ、だんだんと氏族が細分化して、人口も増えて
人間同士の問題が起き始めている様子だと感じる
島国っ子の日本人としては
過去に日本国内で大規模に争った時期ももちろんあるけど
ほとんどは結局逃げられない島国なので
なんとか共存して空気読んでこ、って感じだけど
大陸の争いは無限に遠くからやって来るから大変だろうなと思う
それよりも、そもそも飢饉でエジプトに行って
嘘ついて追放されたくだりは、あとで伏線回収されるのだろうか期待

Then Abram said to Lot, “Let there be no strife between you and me, and between your herdsmen and my herdsmen, for we are kinsmen. Is not the whole land before you? Separate yourself from me. If you take the left hand, then I will go to the right, or if you take the right hand, then I will go to the left.” And Lot lifted up his eyes and saw that the Jordan Valley was well watered everywhere like the garden of the LORD, like the land of Egypt, in the direction of Zoar. (This was before the LORD destroyed Sodom and Gomorrah.) So Lot chose for himself all the Jordan Valley, and Lot journeyed east. Thus they separated from each other. Abram settled in the land of Canaan, while Lot settled among the cities of the valley and moved his tent as far as Sodom. Now the men of Sodom were wicked, great sinners against the LORD.
そこでアブラムはロトに言った「お互いに争うのはやめよう、俺たちは同族なんだし。目の前の土地がすべてではないよね? 左と右に別々に行こう」 そしてロトは、ヨルダンの谷が、ツォアルの方へ、まるで神の庭のように、エジプトのように水が豊かなのを見た(神がソドムとゴモラを滅ぼす前のことだった)ので、ロトは東へ行った。アブラムはカナンに住んだ。ロトは谷に住み、ソドムに着いた。ソドムの人たちは邪悪で、神に対して罪を犯していた

【コメント】
エジプトは水が豊かという設定
だからエジプトから戻ってきたら、いつのまにかリッチになっていたのかも
そして、ほら、やっぱりソドムとゴモラを滅ぼすんだよね
前にほら、ノアの洪水が引いたとき
もう二度と滅ぼさないと契約したのは何だったんだよ
それを神が破るくらい人間が堕落したという解釈なのか
しかしすぐリセマラするよね神
あとヨルダンとか、余裕な地名も出てくるね
こんなこと言うと怒られるかもしれないけど
この神の子孫たちが行ったり来たりすると
古代から現代の今の今まで、ずっと争いが絶えないのねこの辺り
そりゃ神も怒るわ(棒読み

The LORD said to Abram, after Lot had separated from him, “Lift up your eyes and look from the place where you are, northward and southward and eastward and westward, for all the land that you see I will give to you and to your offspring forever. I will make your offspring as the dust of the earth, so that if one can count the dust of the earth, your offspring also can be counted. Arise, walk through the length and the breadth of the land, for I will give it to you.” So Abram moved his tent and came and settled by the oaks of Mamre, which are at Hebron, and there he built an altar to the LORD.
神はロトと別れた後のアブラムに言った「そこから四方に見えるすべての土地をお前と子孫たちに永遠にやろう。お前の子孫たちは大地の砂粒のようになるだろう、つまり、もし数えれるなら、同じだけの数になろう(つまりめっちゃ増えるってことね)。立ち上がり、歩き回れ」 アブラムはヘブロンにあるマムレの木まで来て住み、祭壇を建てた

【コメント】
またすぐ神、そういうこと言う
すでにカナンにはカナン人がいるって何度も言ってるのに
だから今現在もパレスチナ人を…
今のイスラエルが、ということよりも
神がこういうことを言っちゃってることのほうがより…
念のため、はっきりとは書きませんが、よくないよね
そりゃ問題が起きるよ
ただ、どうやら神が問題に思うのはそういうことじゃなくて
人間が堕落した生活をしてるかどうからしく
平和より堕落のが問題らしいね
(あれ、でも堕落の中味って前に暴力があったような…
というか堕落の中味がいまだにはっきりしないのよね)
そう思うと、なぜ神が作った生き物の中で
人間だけが堕落するのか謎
他の生き物は堕落しないの?
他の生き物はあくまで人間の支配下で
同じ生き物として考えてはいけないのだろうか
イブに「食べちゃ駄目だよ」フラグ立てといて
食べたから追放、罪を背負って流浪先で堕落して滅ぼす
何度も滅ぼす、神への忠誠を求める
こりゃ大変だ
ちなみに、前回のシケムのモレの木と
今回のヘブロンのマムレの木は別らしい
なんのこっちゃ
なぜオーク(樫の仲間)の木なんだろう
これも伏線回収を期待します
でも聖書をちゃんと英語の原文で読むの楽しいです
次回創世記14章
.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?