妻と歩んだ日31〜帰路、その晩〜

2022年6月　東京旅行4日目

今日で旅行も終わり。

飛行機の時間まで、子ども達はすみだ水族館へ。

カービーカフェは予約が取れなかった…

妻に水族館入る？と聞くと、嫌と言う。

どうやら昨日頑張り過ぎてお疲れモード…

子ども達が水族館から出るまで、ゆっくりカフェへ。

また知らない名前で呼ばれるけど、最初ほどショックは受けない…

また、思い出してくれる事を願って…

そういえば、旅行中、最後まで甥と姪を含めた子ども達の事だけは、忘れなかった。

子ども達が話しかけると、ちゃんと子どもの目を見て、頷いたりする。

自分達が話しかけても、目すら合わないのにな…

母親としての矜持かな…

でも、それで良い。

子ども達が、あんな辛い目にあうことない…

何回でも惚れ直してしまうな…

そして、空港へ。

飛行機に乗る時、最初プーさんは危ないから荷物入れに…

プーさんを持っていこうとあしたら、嫌がる妻…

ＣＡさんが膝の上に抱いてて良いですよ。と。

行きは怖がってた飛行機も、プーさんとなら落ち着くのか、トラブルもなく到着。

グランドスタッフの人がタクシー乗り場まで車椅子を押してくれて、助かった。

そして久しぶりの家に。

妻が大好きなベタのレア君も存命。

急いで餌をあげる…

よく生きててくれたな…

家に着いて一緒にお風呂に入って点滴…

この日の晩から、妻が酸素を嫌がるように…

つけてもすぐ外す…

深夜、妻の呼吸が浅くなる…

そして、急に止まる…

驚いて妻の名前を呼ぶ…

反応がない…

脈はまだとれる…

そして、急に…思い出したかのように息をしだす…

妻のハッとした顔…

自分のホッとした顔…

息がしにくくて苦しいのならと、酸素つけようとすると、やっぱりすぐ外す…

しばらく妻の体をさすりながら様子を見ていると、寝息が聞こえて来た…

何だかホッとした…

窓の外には、もう太陽が昇ろうとしていた…