かわいいに振り回されて
世の中には「かわいい」とされるもの、人がたくさんで、「かわいい」は次から次に移り変わってまた違うかわいいへと流れていく。
私はかわいいものが好きだし、かわいくしていることが好きだ。
かわいくいたいし、なりたいし、かわいいと思われたいし。
かわいいには終わりがない。
これがかわいい!から、これもかわいい!に変わりながらどんどん年月は流れていく。
流行を追いたいんじゃなくても、流行を楽しむのもいいものだからその時々で色んなかわいいを楽しむ。
でも、ふと「次はこれか、早いな。こないだまでのかわいいはどこいった?」とスピードに疲れてる時がある。
自分にも、自分の外の世界にもかわいいがありすぎる。だからとても疲れてしまう。
私がやってるかわいいは、完全に自分を表現する勇気はないけど量産型にはなりたくない、というちょっとめんどくさいやつだ。
自分の好みを完全に貫くほどの自信も度胸ないけど、完全に流行に乗るのはちょっとしゃく、けど流行り物は好きだし?っていう。
次々量産されていく「今のかわいい」をずっと眺めていると自分が本当になにをかわいいと感じてたのか忘れてしまう。
本当はなにが好きだったんだっけ?何が着たかったんだっけ?この服本当に好きかな?みたいな。
街にもSNSにも「かわいいとされるもの」「かわいいとされる人」が溢れてる。
そういう全部から遠く離れてしまいたくなる時がある。
かわいいとかかわいくないとか気にしないで生きていきたいと思う時がある。
だって疲れるんだもん。
みんな常になにかとなにかを比べて、誰かと誰かを比べて。私は、自分となにかを比べて。自分と誰かを比べて。
そんなこと思っても、結局私はかわいいものが好きだし、かわいい服を着るのも顔をかわいくメイクするのも大好きだ。
疲れたなーと思いながらずっとかわいいと共に生きている。
「かわいい」に正解はないし、きっとみんなかわいいに若干振り回されてるのがなんか私は愛おしいと思う。これもかわいいなのかな?